特許
J-GLOBAL ID:200903048344992477

振幅変調を用いた音響信号への電子透かしデータの埋め込み・検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 豊田 正雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-071245
公開番号(公開出願番号):特開2006-251676
出願日: 2005年03月14日
公開日(公表日): 2006年09月21日
要約:
【課題】音響信号を対象とした電子透かしを埋め込む前の原信号を必ずしも必要とせず、音質劣化が知覚されにくく、残響あるいは雑音の付加あるいは非可逆音響情報圧縮を経ても透かし情報の検出率が高く、第三者に透かしの存在を検知されにくい安全性の高い電子透かし情報を埋め込むこと。【解決手段】帯域通過信号に振幅変調を与えその連続的な変化の中に電子透かし情報を埋め込む手段と、知覚されにくい振幅変調強度を決定するための手段と、付与する振幅変調の帯域間位相差に電子透かし抽出時の鍵となる位相差を与える手段とを具備し、受信信号を帯域分割しその振幅包絡から振幅変動信号を抽出する手段と、帯域毎に抽出された振幅変動信号の位相差を電子透かし埋め込み時に与えられた鍵となる帯域間位相差によって補正した上で同期加算し、振幅変動のみを強調する手段と、振幅変動信号の時間的および強度的特徴より電子透かし情報を取り出す手段を具備。【選択図】図1
請求項(抜粋):
音響信号に電子透かし情報を埋め込む電子透かし埋込装置と、この電子透かし埋込装置により埋め込まれた音響信号から電子透かし情報を検出する電子透かし検出装置とを備える電子透かしシステムにおいて、前記電子透かし埋込装置は、前記音響信号を帯域通過フィルタ群によって帯域分割したときの帯域通過信号に振幅変調を与えその連続的な変化の中に前記電子透かし情報を埋め込む手段と、あらかじめ前記帯域通過信号の強度と前記帯域通過信号に含まれている振幅変動量を元に知覚されにくい振幅変調強度を決定するための手段と、付与する振幅変調の帯域間位相差に電子透かし抽出時の鍵となる位相差を与える手段と、電子透かしの埋め込まれた帯域通過信号およびそうでない帯域通過信号の全てを加算することによって電子透かし情報の埋め込まれた音響信号を出力する手段を具備し、前記電子透かし検出装置は、電子透かし情報が埋め込まれた音響信号を帯域分割しその振幅包絡を求めることによって振幅変動信号を抽出する手段と、帯域毎に抽出された前記振幅変動信号の位相差を電子透かし埋め込み時に与えられた鍵となる帯域間位相差によって補正した上で同期加算することによりキャリアとなる振幅変動のみを強調する手段と、帯域間振幅変動信号の時間的特徴より電子透かし情報を取り出す手段を具備することを特徴とする電子透かしシステム。
IPC (1件):
G10L 19/00
FI (1件):
G10L19/00 230
引用特許:
出願人引用 (4件)
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