特許
J-GLOBAL ID:200903048706693201

振動騒音制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡部 敏彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-079351
公開番号(公開出願番号):特開平7-271451
出願日: 1994年03月25日
公開日(公表日): 1995年10月20日
要約:
【要約】【目的】 振動騒音伝達経路の伝達特性を経年変化や環境変化に応じて高精度且つ迅速に同定する。【構成】 制御用LMS処理部29の演算に空白時間が生じたときは当該信号が同定許可判別部35に送られる。該同定許可判別部35では外乱騒音信号N等に基づいて同定許可を判別し、同定が許可されたときは同定周波数演算部36で回避周波数等を除外した同定周波数を算出する。次いで同定信号生成部37は基準正弦波δを生成して加算器18に入力し、第1の制御信号Qと重畳した第2の制御信号Vを出力する一方、遅延正弦波γと共に、同定用フィルタ39及び同定用LMS処理部41に入力し、これらの信号δ、γと残差信号λとに基づき同定用フィルタ39のフィルタ係数更新を行う。同定用フィルタ39は伝達特性更新部42に同定信号ηを出力し、次いで、Cテーブル27のフィルタ係数更新を行う。
請求項(抜粋):
周期性又は擬似周期性を有する振動騒音が発生する少なくとも回転体を有する振動騒音源に対し、該振動騒音源の構成部位に特有の振動騒音周期に応じた基準信号を検出する基準信号検出手段と、前記振動騒音源を制御する制御信号を生成する制御信号生成手段と、該制御信号生成手段と前記誤差信号検出手段との間に形成される振動騒音伝達経路のうちの少なくとも1つ以上の振動騒音伝達経路中に配設された電気機械変換手段と、該電気機械変換手段を駆動する駆動信号を生成する駆動信号生成手段と、前記駆動信号と前記振動騒音源からの振動騒音信号との偏差を誤差信号として検出する誤差信号検出手段と、前記制御信号生成手段と前記誤差信号検出手段との間に形成される振動騒音伝達経路の伝達特性が記憶されると共に、該伝達特性と前記基準信号とに基づいて参照信号を生成する参照信号生成手段と、前記誤差信号と前記参照信号と前記制御信号とに基づいて前記誤差信号が最小値となるように前記制御信号を更新する制御信号更新手段とを備えた振動騒音制御装置において、前記制御信号と重畳して前記電気機械変換手段を駆動する基準正弦波を生成する基準正弦波生成手段と、前記基準正弦波に対し所定遅延周期Mを有する遅延正弦波を生成する遅延正弦波生成手段と、前記基準正弦波と前記遅延正弦波と前記誤差信号とに基づいて前記振動騒音伝達経路の伝達特性を同定する伝達特性同定手段と、該伝達特性同定手段から出力された同定信号に基づき前記参照信号生成手段に記憶されている前記伝達特性を更新する伝達特性更新手段とを備え、前記伝達特性同定手段は、タップ数が「2」の適応型デジタルフィルタで構成されると共に、前記所定遅延周期Mが、1/3≧M≧1/7(但し、Mは実数)の範囲に設定されていることを特徴とする振動騒音制御装置。
IPC (4件):
G05D 19/02 ,  B60R 11/02 ,  F16F 15/02 ,  G10K 11/178
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (1件)

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