特許
J-GLOBAL ID:200903048928890471
耐リジング性,成形性及び耐二次加工脆性に優れたフェライト系ステンレス鋼板及びその製造方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (2件):
小倉 亘
, 岡田 萬里
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-084029
公開番号(公開出願番号):特開2005-272865
出願日: 2004年03月23日
公開日(公表日): 2005年10月06日
要約:
【課題】 鋼中に分散析出するTiNや他の介在物・析出物の形態を制御することにより、等軸晶率を高め、耐リジング性を改善するとともに、プレス成形性と耐二次加工脆性をも向上させたフェライト系ステンレス鋼板を提供する。【解決手段】 C,Si,Mn,S,Nb,B,Al,Mg,Caの含有量を規定し、かつTiとNの濃度積(Ti質量%×N質量%)を0.0007〜0.004の範囲に調整したフェライト系ステンレス鋼板であって、製鋼段階における精錬容器としてMgO含有率が40質量%以上の耐火物を溶鋼接触面の50%以上に用いたものを使用するとともに、冷間圧延工程の仕上げ圧延前に880〜980°Cで均熱20秒以上の焼鈍を行うことによって、下記(a),(b),(c)で示す層が内層から(a),(b),(c)の順で積層された三層構造のTiN系介在物を、鋼板断面において10個/mm2以上の頻度で存在させた鋼板。 (a)層:質量比でMg/S≧5を満足する酸化物及び硫化物からなる介在物 (b)層:TiN (c)層:Nb(C+N),TiC,TiS【選択図】 図2
請求項(抜粋):
C:0.05質量%以下,Si:0.01〜2.0質量%,Mn:2.0質量%以下,S:0.0001〜0.007質量%,Cr:9.0〜40.0質量%,Nb:0.05〜0.8質量%,B:0.0001〜0.03質量%,Al:0.05質量%以下,Mg:0.0001〜0.001質量%,Ca:0.001質量%以下を含み、かつTiとNの濃度積(Ti質量%×N質量%)が0.0007〜0.004の関係を満たすように調整され、残部が実質的にFeからなる組成を有するとともに、下記(a),(b),(c)で示す層が内層から(a),(b),(c)の順で積層された三層構造のTiN系介在物が、鋼板断面において10個/mm2以上の頻度で存在することを特徴とする耐リジング性,成形性及び耐二次加工脆性に優れたフェライト系ステンレス鋼板。
(a)層:質量比でMg/S≧5を満足する酸化物及び硫化物からなる介在物
(b)層:TiN
(c)層:Nb(C+N),TiC,TiS
IPC (4件):
C22C38/00
, C21C7/00
, C21D9/46
, C22C38/38
FI (4件):
C22C38/00 302Z
, C21C7/00 Q
, C21D9/46 R
, C22C38/38
Fターム (40件):
4K013AA02
, 4K013BA14
, 4K013CE05
, 4K013CF19
, 4K013DA13
, 4K013EA09
, 4K013FA05
, 4K037EA01
, 4K037EA02
, 4K037EA04
, 4K037EA05
, 4K037EA09
, 4K037EA12
, 4K037EA13
, 4K037EA14
, 4K037EA15
, 4K037EA17
, 4K037EA18
, 4K037EA19
, 4K037EA20
, 4K037EA23
, 4K037EA25
, 4K037EA27
, 4K037EA28
, 4K037EA31
, 4K037EA32
, 4K037EA35
, 4K037EA36
, 4K037EB02
, 4K037EB06
, 4K037EB07
, 4K037EB08
, 4K037EB09
, 4K037EC04
, 4K037FG03
, 4K037FH01
, 4K037FH05
, 4K037HA02
, 4K037HA06
, 4K037JA06
引用特許:
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