特許
J-GLOBAL ID:200903049029998340

電池缶底部の溝加工方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 加藤 由美
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-021557
公開番号(公開出願番号):特開2001-210283
出願日: 2000年01月31日
公開日(公表日): 2001年08月03日
要約:
【要約】【課題】 プレススライドなどの熱膨張によりパンチの下死点位置が変動し、電池缶底部に加工する防爆弁用の溝の溝底厚が変化する課題を解決する。【解決手段】 所要挟圧力よりも大きな押圧力の付勢ばね14により付勢されながら上端位置で待機する案内ダイ11内に、パンチ20とともにワークWを挿入し、案内ダイ上面11bから設定下端深さHdの溝加工ダイ突出部10aと、下降するパンチ挟圧面とでワーク底部を挟圧し、パンチ挟圧面が案内ダイ上面11bから設定挿入深さHpに達すると同時にパンチ位置規定体21を案内ダイ11に当接させることで、ワーク底部に設定溝底厚Wt=Hd-Hpの溝を形成するように規定して、パンチ20と溝加工ダイ10とを下死点位置まで下降させるようにした溝加工方法である。
請求項(抜粋):
有底筒状に形成された電池缶用のワーク底部を下型ダイセットの溝加工ダイと上型ダイセットのパンチとで挟圧し、ワーク底部と当接する溝加工ダイの溝加工ダイ挟圧基面よりもパンチ側に設定高さだけ突出した溝加工ダイ突出部と、パンチのパンチ挟圧面とによって、ワーク底部に防爆弁用の溝を設定溝底厚Wtでプレス加工する方法であって、あらかじめ、パンチと一体的に上下往復移動可能なパンチ位置規定体の下端面が下降の際に、可動ダイホルダの上端に止着された案内ダイ上面に当接することで規定されるパンチ挟圧面の案内ダイ上面からの挿入深さを設定挿入深さHpに設定し、かつ、可動ダイホルダ内で上下移動可能な溝加工ダイが下端位置において案内ダイ上面から溝加工ダイ突出部の頂点までの下端位置深さを設定下端深さHd=Hp+Wtに設定しておき、パンチをワーク内に装入した状態で下降させて、溝加工ダイ突出部でワーク底部に溝を加工可能な所要挟圧力よりも大きな押圧力の付勢部材により上方に付勢されながら上端位置で待機する案内ダイ内にパンチとともにワークを挿入し、案内ダイ内で前記設定下端深さHdの下端位置にある溝加工ダイ突出部と、下降するパンチ挟圧面とでワーク底部を挟圧し、パンチ挟圧面が案内ダイ上面から前記設定挿入深さHpに達すると同時にパンチ位置規定体を案内ダイに当接させることでワーク底部に設定溝底厚Wt=Hd-Hpの溝を形成するように規定して、パンチと溝加工ダイとを下死点位置まで一体的に下降させた後、パンチとパンチ位置規定体とを上昇させるとともに付勢部材によって案内ダイと溝加工ダイとを上方に付勢するようにして、パンチの下死点位置が変動しても、ワーク底部に設定溝底厚Wtの溝をプレス加工するようにしたことを特徴とする電池缶底部の溝加工方法。
IPC (3件):
H01M 2/02 ,  B21D 17/02 ,  B21D 22/02
FI (3件):
H01M 2/02 C ,  B21D 17/02 ,  B21D 22/02 A
Fターム (5件):
5H011AA09 ,  5H011CC06 ,  5H011DD05 ,  5H011DD26 ,  5H011KK01
引用特許:
審査官引用 (6件)
全件表示

前のページに戻る