特許
J-GLOBAL ID:200903049331065549

赤外線センサー温度補正方法及び装置並びに2次元赤外線センサーを用いた赤外線サーモグラフィー

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 本庄 伸介
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-271930
公開番号(公開出願番号):特開平10-115557
出願日: 1996年10月15日
公開日(公表日): 1998年05月06日
要約:
【要約】【課題】装置ごとの対環境温度特性のバラツキ、環境温度の急激な変化、経年変化があっても温度補正が正確にでき、温度補正のための調整時間が短く、しかも温度補正のための熱画像画面の途切れを一瞬で済ますことができる赤外線サーモグラフィーの装置の提供。【解決手段】光学系の開口絞り4の位置に瞬間的に開閉できるシャッター3を配置し、そのシャッター3の温度を測定する温度センサー5を設ける。シャッター3の羽根を基準熱源として利用することが可能であり、シャッター3を開口絞り4の位置に配置することにより、基準熱源を挿入したときと挿入しないときとの光学的等価性を損なうこともなくなる。シャッターには写真工業で一般的なレンズシャッターを転用できる。この基準熱源の挿入除去機構は、安価に実現でき、また信頼性に優れ安定して作動し、しかも基準熱源の挿入及び除去を高速にでき、熱画像の途切れを一瞬で済ますことができる。
請求項(抜粋):
赤外線センサーと、該赤外線センサー上に対象物の赤外線像を投影する光学系と、前記赤外線センサーの出力を処理して前記対象物の熱画像信号を生成する信号処理部と、前記熱画像信号を受け前記対象物の熱画像を表示する表示装置とを備えてなる赤外線サーモグラフィーにおいて、該赤外線センサーの出力で表される温度を対象物の温度に近づけるように該赤外線センサーの出力に補正を加える方法であり、対象物から放射される赤外線に代えて既知温度の基準熱源から放射される赤外線を前記赤外線センサーに導いたときの該赤外線センサーの出力QRと、前記対象物を前記光学系で観測してときの該赤外線センサーの出力QW とを比較し、前記光学系など前記対象物以外の物から放射された赤外線に基づく前記赤外線センサーの出力成分QE を前記出力QW から除去し、前記対象物の放射赤外線だけに基づく前記赤外線センサーの出力aを生成する赤外線センサー温度補正方法において、シャッター及び該シャッターの温度を検知する温度センサーを前記光学系に設け、該シャッターを閉じたときの該シャッターを前記基準熱源とし、前記温度センサーの出力から前記基準熱源の既知温度を得ることを特徴とする赤外線センサー温度補正方法。
引用特許:
審査官引用 (9件)
  • 特開昭63-163126
  • 熱画像検出装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-247469   出願人:松下電器産業株式会社
  • 特開平3-179977
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