特許
J-GLOBAL ID:200903049416968505
改質ポリエチレンテレフタレート樹脂の製造方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
長谷川 曉司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-005401
公開番号(公開出願番号):特開平11-199660
出願日: 1998年01月14日
公開日(公表日): 1999年07月27日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 機械的強度、透明性に優れ、結晶化速度が必要に応じて速く、アセトアルデヒドの少ない成形品を得ることができ、且つ金型汚れが発生しにくい改質ポリエチレンテレフタレート樹脂の製造方法の提供。【解決手段】 a)テレフタル酸又はそのエステル形成性誘導体と、エチレングリコール又はそのエステル形成性誘導体とのエステル化工程、次いで、b)液相溶融重縮合工程、c)固相重縮合工程、d)触媒を失活させる水蒸気処理工程、e)結晶化速度制御工程とを含むことを特徴とする、改質ポリエチレンテレフタレート樹脂の製造方法。
請求項(抜粋):
a)テレフタル酸又はそのエステル形成性誘導体と、エチレングリコール又はそのエステル形成性誘導体とをエステル化反応させるエステル化工程、b)上記工程a)で得られたエステル化物を重縮合触媒の存在下で溶融重縮合させる液相重縮合工程、c)上記工程b)で得られた重縮合反応物を不活性雰囲気下で180°C以上融点以下の温度で4時間以上加熱する固相重縮合工程、d)上記工程c)で得られた重縮合反応物を60°C以上の水蒸気又は水蒸気含有ガスに30分以上接触させてポリエチレンテレフタレート中に含まれる重縮合触媒を失活させる水蒸気処理工程、e)上記工程a)ないしd)及びそれ以降の工程の任意の段階で工程生成物にポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂及びポリアミド樹脂から選択された少なくとも一種の樹脂を接触させる結晶化速度制御工程とを含むことを特徴とする、極限粘度が0.60dl/g以上1.20dl/g以下、アセトアルデヒド含有量が10重量ppm以下、ポリエチレンテレフタレートのオリゴマーの一種である環状三量体の含有量が0.5重量%以下、且つ窒素ガス流通下210°Cで10時間の再固相重縮合を行ったときの固有粘度上昇速度が0.0030dl/g/時間以下であるポリエチレンテレフタレート樹脂であって、該ポリエチレンテレフタレートを280°Cの成形温度で射出成形して得られた成形板の5mm厚み部分のヘーズが15%以下、且つDSCで測定した成形板の切片のTC1が155°C以上172°C以下である改質ポリエチレンテレフタレート樹脂の製造方法。
IPC (3件):
C08G 63/183
, C08G 63/78
, C08G 63/88
FI (3件):
C08G 63/183
, C08G 63/78
, C08G 63/88
引用特許:
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