特許
J-GLOBAL ID:200903049429709550
イミダゾリウムヨウ化物塩の製造方法
発明者:
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出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-335353
公開番号(公開出願番号):特開2002-145864
出願日: 2000年11月02日
公開日(公表日): 2002年05月22日
要約:
【要約】【課題】 イミダゾール骨格の3位の窒素原子に炭素数3以上の有機基が導入された高純度のイミダゾリウム塩を高収率で安定して製造する方法を提供する。【解決手段】 1,2-ジメチルイミダゾール等のイミダゾール誘導体とヨウ化プロピル等の炭素数3以上の有機基を有する有機ヨウ化物とを、テトラヒドロフランのような誘電率4.0〜10.0の環状エーテル化合物からなる溶媒中で反応させて1,2-ジメチル-3-プロピルイミダゾリウムアイオダイド等のイミダゾール骨格の3位の窒素原子に炭素数3以上の有機基が導入された高純度のイミダゾリウム塩を得る。
請求項(抜粋):
下記一般式(1)【化1】{式中、R1、R2、R3、及びR4は、それぞれ独立に、水素原子、置換もしくは非置換の炭素数1〜10(但し、置換基の炭素数は含まない)のアルキル基、置換もしくは非置換の炭素数2〜10(但し、置換基の炭素数は含まない)のアルケニル基、置換もしくは非置換の炭素数2〜10(但し、置換基の炭素数は含まない)のアルキニル基、又は置換もしくは非置換の炭素数5〜8(但し、置換基の炭素数は含まない)のシクロアルキル基である。}で示されるイミダゾール誘導体と下記一般式(2)R5-I (2){式中、R5は、置換若しくは非置換の炭素数3〜10(但し、置換基の炭素数は含まない)のアルキル基、置換若しくは非置換(但し、置換基の炭素数は含まない)の炭素数3〜10のアルケニル基、置換若しくは非置換(但し、置換基の炭素数は含まない)の炭素数3〜10のアルキニル基、又は置換若しくは非置換(但し、置換基の炭素数は含まない)の炭素数5〜8のシクロアルキル基である。}で示される有機ヨウ化物とを溶媒中で反応させて下記一般式(3)【化2】{式中、R1〜R4は、それぞれ前記一般式(1)中のR1〜R4と同義であり、R5は、前記一般式(2)におけるR5と同義である。}で示されるイミダゾリウムヨウ化物塩を製造する方法において、溶媒として誘電率4.0〜10.0の環状エーテル化合物を使用することを特徴とする前記イミダゾリウムヨウ化物塩の製造方法。
引用特許:
審査官引用 (4件)
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特開昭53-101534
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特開昭51-115476
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特開平4-029986
引用文献:
審査官引用 (3件)
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Aust. J. Chem., 1977, vol.30, no.9, p.2005-2013
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Eur. J. Org. Chem., 1999, vol.2675-2682
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Heterocycles, 1997, vol.45, no.4, p.651-658
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