特許
J-GLOBAL ID:200903049547540446

制振装置、制振方法及び制振プログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 中島 淳 ,  加藤 和詳 ,  西元 勝一 ,  福田 浩志
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-318711
公開番号(公開出願番号):特開2009-138907
出願日: 2007年12月10日
公開日(公表日): 2009年06月25日
要約:
【課題】制振対象物体に、除振対象の振動に加えてより低振動数の振動が生じている場合にも、構成の複雑化等を招くことなく除振対象の振動を抑制する。【解決手段】ホール24直下の複数の柱には、ホール24内の聴衆が集団で跳躍した等により発生するホール24を含む上部構造体全体の振動を抑制するための制振装置100が取付けられており、制御装置30は振動センサ26によって検出された振動に基づいて、制振対象物体(上部構造体)が、質量M2の仮想質量、仮想質量と制振対象物体との間に介在されたばね定数K2の仮想ばね及び減衰定数C2の仮想ダンパから成り、M2A2+C2(V2-V1)+K2(X2-X1)=-KgX1(但しKgは0<Kg/K2<1.0となる定数、X1は制振対象物体の変位、V1は速度、X2は仮想質量の変位、V2は速度、A2は加速度)で表される挙動を示す動吸収器が仮想的に付加されたに相当する挙動を示すように制振装置100のアクチュエータを制御する。【選択図】図4
請求項(抜粋):
基準物体との間にばね定数K1のばね及び減衰定数C1のダンパが介在された質量M1の制振対象物体の振動を検出する検出手段と、 前記制振対象物体の振動を抑制する加振力を前記制振対象物体に加えることが可能な制振用アクチュエータと、 前記検出手段によって検出された前記制振対象物体の振動に基づいて、質量M2の仮想質量と、当該仮想質量と前記制振対象物体との間に介在されたばね定数K2の仮想ばね及び減衰定数C2の仮想ダンパから成り、前記制振対象物体の変位をX1、速度をV1、前記仮想質量の変位をX2、速度をV2、加速度をA2としたときに、 M2A2+C2(V2-V1)+K2(X2-X1)=-KgX1 ...(1) (但しKgは0<Kg/K2<1.0となる定数)で表される挙動を示す動吸収器が前記制振対象物体に仮想的に付加されることで、前記制振対象物体の加速度をA1、基準物体の変位をX0、速度をV0、前記制振対象物体に制振対象の振動を発生させる外力をFm、前記制振用アクチュエータが前記制振対象物体に加える基準加振力をFd(但しFd=CdV1+KdX1であり、Cd, Kdはフィードバック係数)としたときに、前記制振対象物体が M1A1+C1(V1-V0)+K1(X1-X0)= -{KgX1+Fd-C2(V2-V1)+K2(X2-X1)}+Fm ...(2) で表される挙動を示すように、前記制振用アクチュエータが前記制振対象物体に加える加振力を制御する制御手段と、 を含む制振装置。
IPC (1件):
F16F 15/02
FI (2件):
F16F15/02 A ,  F16F15/02 C
Fターム (10件):
3J048AA01 ,  3J048AB07 ,  3J048AB08 ,  3J048AD01 ,  3J048BE05 ,  3J048BF04 ,  3J048BF13 ,  3J048CB01 ,  3J048CB12 ,  3J048EA38
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 制振システム
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-084592   出願人:株式会社竹中工務店

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