特許
J-GLOBAL ID:200903049694776110

フルクタン誘導体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浅村 皓 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-516396
公開番号(公開出願番号):特表2001-505594
出願日: 1997年09月30日
公開日(公表日): 2001年04月24日
要約:
【要約】フルクタン、例えば、イヌリン、のカチオン誘導体を製造することが可能であり、その誘導体において置換基R1、R2およびR3は、場合によりカルボニル基により先行されるかまたは一つまたは二つの酸素原子あるいはイミノまたはアルキルイミノ基により断続されており、そして場合により一つまたは二つのヒドロキシル基あるいはアミノ基あるいはカルボキシルまたはカルバモイル基により置換されている直鎖または枝分かれC2-C6アルキレン基を経由して一つ以上の無水フルクトースと結合している。置換基R1、R2およびR3は次の意味を有する。R1とR2はそれぞれ水素、メチル、カルボキシメチル、ホスホノメチル、エチル、ヒドロキシエチル、プロピル、イソプロピル、アリル、ヒドロキシプロピルまたはジヒドロキシプロピルを表すかまたは、窒素原子と共に、環式基を形成する。R3は水素、C1-C18アルキル、C3-C18アルケニル、アルキニルまたはシクロアルキル、C4-C18シクロアルキル-アルキルまたはC7-C18アラルキルを表すかまたはアルキレン基を経由してすぐあとの無水フルクトース単位の酸素原子と結合している。これらの誘導体の製造方法およびそれらの用途が同様に記述されている。
請求項(抜粋):
フルクタン誘導体であり、単糖単位につき、平均少なくとも0.1の次式のカチオン基、 -A-N+R1R2R3または-C(=NR4)-NR1R2(上式中、 Aは、直鎖または枝分かれC2-C6アルキレン基を表し、場合によりカルボニル基により先行されるかまたは場合により一つまたは二つの酸素原子あるいはイミノまたはアルキルイミノ基により断続されており、そして場合により一つまたは二つのヒドロキシル基あるいはアミノ基あるいはカルボキシルまたはカルバモイル基により置換されており; またはAは、単糖単位の残基を表し; R1とR2はそれぞれ水素、メチル、カルボキシメチル、ホスホノメチル、エチル、ヒドロキシエチル、プロピル、イソプロピル、アリル、ヒドロキシプロピルまたはジヒドロキシプロピルを表すかまたは、窒素原子と共に、ピロリジノ、ピペリジノ、ピペラジノ、N'-アルキルピペラジノ、N'-(ヒドロキシアルキル)ピペラジノ、N'-(アミノアルキル)ピペラジノ、モルホリノまたはヘキサメチレンアミノ基を形成し; R3は水素、C1-C18アルキル、C3-C18アルケニル、アルキニルまたはシクロアルキル、C4-C18シクロアルキルアルキルまたはC7-C18アラルキルまたは式-A-Frucの基を表し、前式中Aは前記の意味を有し、そしてFrucは酸素を経由して結合されたフルクタン残基を表し;そして R4は水素、メチル、エチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピルまたはジヒドロキシプロピルを表し; 上記においてアミン窒素原子は無電荷であるかまたはメチル、エチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピルまたはジヒドロキシプロピルで第四級化されているかあるいはプロトン化されていることができる、)を含むことを特徴とする前記のフルクタン誘導体。
引用特許:
審査官引用 (1件)
引用文献:
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