特許
J-GLOBAL ID:200903049829913024

均質性と疲労特性に優れた高靱性熱延鋼帯の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小林 英一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-338540
公開番号(公開出願番号):特開平9-176741
出願日: 1995年12月26日
公開日(公表日): 1997年07月08日
要約:
【要約】【課 題】 長手方向温度差起因の材質不均一が大幅に改善された均質性と疲労特性に優れた高靱性熱延鋼帯の製造方法を提供する。【解決手段】 強度の制御を変態組織制御によらず固溶・析出強化を利用して行うべく、遅い冷却速度範囲でほとんどベイナイト組織単相となるように0.03%未満のCを基本に成分設計を行い、鋼をその固有のベイナイト変態開始温度に基づいて圧延温度、圧下率、巻取温度等を厳密に規定してホットストリップミルにて高速圧延する。
請求項(抜粋):
重量%で、C:0.03%未満,Al:0.10%以下,Cu:0.7 〜2.0 %,Ti:0.005 〜0.20%,B:0.0003〜0.0050%,N:0.0050%以下の各元素を含有し、かつC(%)+Si(%)/24+Mn(%)/6+Ni(%)/40+Cr(%)/5+Mo(%)/4+V(%)/14なる式で計算される Ceqの値が0.35以下となるよう式に含まれる元素を1種または2種以上含有し、残部がFeと不可避不純物からなり、2°C/s以下の冷却速度で950°Cから450 °Cまで冷却したときに得られる組織においてベイナイトの体積率が95%以上、かつマルテンサイトの体積率が2%以下となるような鋼を、1000°C〜1350°Cに加熱した後圧延するに際し、950 °C以上の温度において1パス当たりの圧下率を15%以上とするパスを1回以上かつ全圧下率で40%以上となる圧延を施した後、300s以内にベイナイト変態開始温度+200 °C以下の温度で圧延を再開し、以降の全圧下率が50%以上で最終パス温度がベイナイト変態開始温度以上となるように圧延を完了し、しかる後に500 °C以上の温度でコイル状に巻き取り放冷することを特徴とする均質性と耐疲労特性に優れた高靱性熱延鋼帯の製造方法。
IPC (5件):
C21D 9/46 ,  C21D 8/02 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/20 ,  C22C 38/32
FI (5件):
C21D 9/46 S ,  C21D 8/02 B ,  C22C 38/00 301 W ,  C22C 38/20 ,  C22C 38/32
引用特許:
審査官引用 (6件)
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