特許
J-GLOBAL ID:200903050165383756
α-L-フコシダーゼ、その製造方法、菌株および用途
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
柳原 成
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-302746
公開番号(公開出願番号):特開2000-125857
出願日: 1998年10月23日
公開日(公表日): 2000年05月09日
要約:
【要約】【課題】 糖鎖中のα1→2またはα1→3結合しているα-L-フコースを特異的に加水分解し、かつ糖転移反応を触媒してα1→3結合したα-L-フコースを含む三糖以上のオリゴ糖を生成する新規かつ有用なα-L-フコシダーゼを提供する。【解決手段】 アルカリジェネス・スピーシス・KSF-9687(Alcaligenes sp. KSF-9687)菌株を液体培地で培養し、培養液からα-L-フコシダーゼ画分を分離、精製する。
請求項(抜粋):
次の酵素学的性質を有するα-L-フコシダーゼ。?@作用・天然高分子基質、オリゴ糖または合成基質中のα-L-フコシド結合を特異的に加水分解し、L-フコースを遊離する。・α-L-フコシド結合しているL-フコースを、受容体である単糖または二糖以上のオリゴ糖に糖転移反応を行い、L-フコースを含むオリゴ糖を生成する。?A加水分解での基質特異性・天然高分子基質、オリゴ糖または合成基質中のα1→2またはα1→3結合しているL-フコースを加水分解する。・合成基質であるp-ニトロフェニル-α-L-フコピラノシドを加水分解する。・天然高分子基質、オリゴ糖または合成基質中のα1→4またはα1→6結合しているL-フコースには作用しない。?B糖転移反応での特異性・α-L-フコシド結合しているL-フコースを、受容体である単糖または二糖以上のオリゴ糖に糖転移反応を行い、α1→3結合したL-フコースを含むオリゴ糖を生成する。・α1→2、α1→4またはα1→6結合したL-フコースを含むオリゴ糖は生成しない。?C至適pHおよび安定pH範囲・至適pHはpH7.0〜8.0であり、安定pH範囲は、45°Cで1時間の保持条件においてpH6.0〜9.0である。?D至適温度および安定温度範囲・至適温度は55°Cであり、pH7.0で10分間処理した時、50°Cまで安定であり、65°C以上で失活する。?E阻害剤などの影響・酵素活性は銅、水銀またはパラクロルメルクリ安息香酸により著しく阻害されるが、その他の金属イオン、SH試薬および糖によりほとんど影響を受けない。?F分子量・PAGEにより測定した分子量は約102,000である。・SDS-PAGEにより測定した分子量は約51,000である。
IPC (8件):
C12N 9/24
, C07H 3/04
, C07H 3/06
, C07H 5/04
, C07H 15/04
, C12N 1/20
, C12P 19/18
, C12R 1:05
FI (7件):
C12N 9/24
, C07H 3/04
, C07H 3/06
, C07H 5/04
, C07H 15/04 A
, C12N 1/20 A
, C12P 19/18
Fターム (48件):
4B050CC01
, 4B050DD02
, 4B050FF05E
, 4B050FF09E
, 4B050FF11E
, 4B050FF12E
, 4B050FF14E
, 4B050LL03
, 4B050LL05
, 4B064AF02
, 4B064AF03
, 4B064AF04
, 4B064CA21
, 4B064CB07
, 4B064CB30
, 4B064CC01
, 4B064CD09
, 4B064CD30
, 4B064CE06
, 4B064CE10
, 4B064CE11
, 4B064DA13
, 4B065AA12X
, 4B065AC12
, 4B065AC14
, 4B065AC15
, 4B065BA23
, 4B065BB01
, 4B065BB03
, 4B065BB23
, 4B065BB29
, 4B065BC01
, 4B065BC03
, 4B065BC05
, 4B065BC09
, 4B065BD14
, 4B065BD17
, 4B065CA29
, 4B065CA31
, 4B065CA46
, 4B065CA60
, 4C057AA02
, 4C057AA03
, 4C057BB02
, 4C057BB03
, 4C057BB04
, 4C057CC01
, 4C057CC04
引用特許:
引用文献:
審査官引用 (3件)
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日本農芸化学会誌, 1994, 68 [3], p.658, 4Qa7
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Carbohydr. Res., 1992, 224, p.291-299
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Carbohydr. Res., 1998, 309, p.125-129
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