特許
J-GLOBAL ID:200903050186254735

超電導磁石構造体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-291169
公開番号(公開出願番号):特開平6-140239
出願日: 1992年10月29日
公開日(公表日): 1994年05月20日
要約:
【要約】【目的】本発明は超電導コイルを格納する内槽の支持方法に関し、超電導状態の破壊の防止に有効な内槽の支持、固定方法を与えることにある。【構成】適当な剛性を持つ荷重支持体1、2、3を超電導コイル4を格納する内槽5の変形モ-ドに応じて適正に配置する。特に超電導コイル面外方向の変形モ-ドを抑えるため、荷重支持体3を内槽5の外周と内周の両方の側面に設け内槽5を剛的に支持、固定する。荷重支持体1および荷重支持体3の一端を内槽、他端を、高剛性構造を持つ車体側の外槽7の側面に固定し、内槽5を振動外力の低い部位から片持ちで支持する。【効果】超電導状態の破壊につながる内槽の、特に超電導コイル面外方向に変形する振動を抑えることができ低振動化が達成され超電導磁石構造体の信頼性が向上する。
請求項(抜粋):
超電導物質からなる線材を巻回した超電導コイルと、前記超電導コイルを格納するとともに、極低温状態である絶対温度4.2Kに超電導コイルを冷却するための液体ヘリウムを充填する内槽、前記内槽を取り囲み液体窒素で冷却するための輻射シ-ルド板および前記輻射シ-ルド板を取り囲むとともに真空状態に保ち、断熱するための外槽、および前記内槽を前記輻射シ-ルド板を介して前記外槽に支持、固定するための荷重支持体からなる磁気浮上列車用の超電導磁石構造体において、レ-ストラック形状をした超電導コイルを格納する内槽の外周の側面部、および前記内槽の内周の側面部の両方に、超電導コイル面外方向の振動を抑えるための、超電導コイル面外の1軸方向に大きな剛性を持つ荷重支持体を少なくとも1個づつ設け、さらに内槽表面のいづれかの位置に3軸方向に大きな剛性を持つ荷重支持体を少なくとも1個設けたことを特徴とする超電導磁石構造体。

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