特許
J-GLOBAL ID:200903050816922308

断続重切削ですぐれた耐欠損性を発揮する表面被覆炭化タングステン基超硬合金製切削工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-338052
公開番号(公開出願番号):特開2001-150206
出願日: 1999年11月29日
公開日(公表日): 2001年06月05日
要約:
【要約】【課題】 断続重切削ですぐれた耐欠損性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具を提供する。【解決手段】 結晶成長が等方性のWC相:85〜95重量%を含有し、残りがCoを主体とする結合相と不可避不純物からなる組成を有する炭化タングステン基超硬合金基体の表面に、TiC層、TiN層、TiCN層、TiCO層、TiNO層、およびTiCNO層のうちの1種の単層または2種以上の複層からなるTi化合物層、あるいは前記Ti化合物層とAl2O3層で構成された硬質被覆層を4〜15μmの平均層厚で化学蒸着および/または物理蒸着してなる表面被覆超硬合金製切削工具において、前記基体の表面部に、基体表面を光学顕微鏡で観察して、WCのもつ六方晶結晶構造の【001】面が優先的に成長して偏平化した形状の異方性WC相がWC相に占める割合で20〜60面積%存在し、残りが上記等方性のWC相からなる組織を示し、かつ前記異方性WC相が表面から50〜500μmの深さに亘って存在する表面靭性層を形成してなる。
請求項(抜粋):
結晶成長が等方性の炭化タングステン相:85〜95重量%を含有し、残りがCoを主体とする結合相と不可避不純物からなる組成を有する炭化タングステン基超硬合金基体の表面に、炭化チタン層、窒化チタン層、炭窒化チタン層、炭酸化チタン層、および炭窒酸化チタン層のうちの1種の単層または2種以上の複層からなるTi化合物層、あるいは前記Ti化合物層と酸化アルミニウム層で構成された硬質被覆層を4〜15μmの平均層厚で化学蒸着および/またわ物理蒸着してなる表面被覆炭化タングステン基超硬合金製切削工具において、上記基体の表面部に、基体表面を光学顕微鏡で観察して、炭化タングステンのもつ六方晶結晶構造の[001]面が優先的に成長して偏平化した形状の異方性炭化タングステン相が炭化タングステン相に占める割合で20〜60面積%存在し、残りが上記等方性の炭化タングステン相からなる組織を示し、かつ前記異方性炭化タングステン相が表面から50〜500μmの深さに亘って存在する表面靭性層を形成したことを特徴とする断続重切削ですぐれた耐欠損性を発揮する表面被覆炭化タングステン基超硬合金製切削工具。
IPC (6件):
B23B 27/14 ,  B22F 3/24 ,  B22F 7/00 ,  B23P 15/28 ,  C22C 29/08 ,  C23C 16/30
FI (6件):
B23B 27/14 A ,  B22F 7/00 G ,  B23P 15/28 ,  C22C 29/08 ,  C23C 16/30 ,  B22F 3/24 102 A
Fターム (24件):
3C046FF03 ,  3C046FF10 ,  3C046FF13 ,  3C046FF16 ,  3C046FF19 ,  3C046FF22 ,  3C046FF25 ,  4K018AD06 ,  4K018DA31 ,  4K018FA12 ,  4K018FA24 ,  4K018KA15 ,  4K030BA18 ,  4K030BA35 ,  4K030BA36 ,  4K030BA38 ,  4K030BA41 ,  4K030BA43 ,  4K030BB13 ,  4K030CA01 ,  4K030CA03 ,  4K030DA02 ,  4K030JA01 ,  4K030LA22
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 強靭性表面被覆超硬合金
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-199005   出願人:東芝タンガロイ株式会社
  • 高硬度超硬合金
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-078180   出願人:東芝タンガロイ株式会社

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