特許
J-GLOBAL ID:200903050831840881

風通柄織物と織成法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 千葉 茂雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-000738
公開番号(公開出願番号):特開2007-182642
出願日: 2006年01月05日
公開日(公表日): 2007年07月19日
要約:
【課題】清楚で軽快なイメージを与え、カーテン地等の表裏両面使用に適すると共に、壁張地、表装地、袋物表面地、椅子張地等の片面使用にも適した風通柄織物を得る。【解決手段】繊度110dtex以下の太手経糸10aと繊度が太手経糸の2分の1以下の細手経糸10mを、経糸のカバーファクタが1500以上となる経糸密度をもって交互に配置し、経糸を個別に選択して形成される経糸開口に太手経糸よりも太い複数種類の緯糸を、緯糸のカバーファクタが1500以上となる緯糸密度をもって順次織り込んで風通組織になる複数の領域に織り分けられた風通柄織物を織成する。各風通領域の上布11と下布12の経糸のカバーファクタと緯糸のカバーファクタと、上布の経糸のカバーファクタと緯糸のカバーファクタとの合計した経緯カバーファクタを変え、複数の領域間のカバーファクタの差異によって織物表面に皺立模様を発生させる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
(a) 最も太い太手経糸(10a)の繊度が110dtex以下であり、最も細い細手経糸(10m)の繊度が太手経糸(10a)の繊度の2分の1以下である、繊度の異なる複数種類の化学繊維と絹繊維との一方または双方に成る経糸(10a・10m)が、経糸群を構成し、 (b) その経糸群を単位とし、その経糸群を構成する経糸のカバーファクタKw (=N×[0.91×D]1/2 、Nは幅25.4mm当りに配列される糸条の本数、Dはdtex単位の糸条の繊度)が1500以上となる経糸密度をもって、繰り返して配置されており、 (c) 柄出装置によって各経糸が個別に操作されて形成する経糸の開口に、繊度が550dtex以下であって太手経糸(10a)よりも太い複数種類の緯糸(20a、20b、20c.........)が、緯糸のカバーファクタKf が1500以上となる緯糸密度をもって織り込まれ、 (d) 経糸と緯糸が少なくとも織物の一部において表面層(11)と裏面層(12)の2層に織り分けられた多層織組織構造を成しており、 (e) 少なくとも一部の複数の表面層(11)における経糸のカバーファクタKwuと緯糸のカバーファクタKfuが600以上であり、 (f) 柄出装置によって選択的に織り込まれて形成された表面層(11)を構成する経糸と緯糸と織組織の種類によって織物外面が複数の領域(A〜J)に織り分けられ、 (g) 領域間の境界(16)によって織物外面に構図が描出されており、 (h) その複数の領域(A〜J)の中の少なくとも複数の一部の領域が、表面層を構成する上布(11)と裏面層を構成する下布(12)が表裏する風通組織によって構成されており、 (i) その風通組織によって構成されている複数の風通領域(A〜J)の中の少なくとも一部の複数の領域の表面層(上布)の経糸のカバーファクタKwuが異なる風通柄織物。
IPC (1件):
D03D 11/00
FI (1件):
D03D11/00 A
Fターム (9件):
4L048AA12 ,  4L048AB11 ,  4L048BA01 ,  4L048BA02 ,  4L048BA14 ,  4L048CA15 ,  4L048DA11 ,  4L048DA15 ,  4L048DA19
引用特許:
出願人引用 (8件)
  • 特公平2-052024号公報
  • 特開平2-112435号公報
  • 特公平6-063156号公報
全件表示
審査官引用 (1件)
  • 持ち運び用ハンドルを持つバッグ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-354163   出願人:フィッシェルウントクレッヘゲゼルシャフトミットベシュレンクテルハフツングウントカンパニー

前のページに戻る