特許
J-GLOBAL ID:200903051641523185

固体高分子電解質膜による酸素低減手段を用いた電気炊飯器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松田 正道
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-096867
公開番号(公開出願番号):特開平9-276128
出願日: 1996年04月18日
公開日(公表日): 1997年10月28日
要約:
【要約】【課題】炊飯後の残存酸素の低減、除去すること。【解決手段】水素イオンを輸送する固体高分子電解質膜を用いた脱酸素装置3を備えた電気炊飯器は、蓋部1と本体下部から成り、本体に炊飯鍋12と内蓋10とが設置されている。炊飯鍋12の壁面には保温ヒータ7、底面には炊飯センサ8と誘導加熱コイル9が設置され、蓋部1は上面に蒸気口6、内部にコントローラ2と炊飯鍋12内の空気を循環させるガス流路14とエアポンプ11と脱酸素装置3とが設けられ、この脱酸素装置3のカソード側表面で起こる触媒反応によって、炊飯鍋12内から送り込まれた空気中の酸素が除去される。本発明の固体高分子電解質膜を用いた酸素濃度低減手段では高い電流密度が得られ、酸素除去速度が速い。従って、保温時の蓋の開閉時にも速やかに鍋内の酸素濃度を低減できる。
請求項(抜粋):
炊飯鍋と、それを加熱するヒータと、前記炊飯鍋の温度を検知する温度センサと、加熱量を制御するヒーターコントローラと、前記炊飯鍋の気密性と断熱性を高める蓋とを備えた電気炊飯器において、ガス拡散電極からなる陽極および陰極に狭持された、水素イオン伝導性を有する固体高分子電解質膜と、前記固体高分子電解質膜に水分を供給あるいは保持する手段と、前記両電極に直流電圧を印加して水を電気分解するための電圧印加手段と、前記陰極の表面もしくは陰極近傍に設けた触媒層とを備え、前記陰極側空間と前記炊飯鍋上部の空間とが空間的につながっており、通電によって陰極側で発生した水素イオンもしくは水素と、前記陰極側空間および炊飯鍋上部の空間に存在する酸素を前記触媒層により反応させ、水に還元することによって、炊飯時または保温時またはそれら両過程で、前記炊飯鍋内の酸素濃度を低減させることを特徴とする電気炊飯器。
引用特許:
審査官引用 (6件)
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