特許
J-GLOBAL ID:200903052309882224

トルク伝達装置及びその内輪又はフリーハブの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鎌田 文二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-284473
公開番号(公開出願番号):特開平11-108077
出願日: 1997年09月30日
公開日(公表日): 1999年04月20日
要約:
【要約】【課題】 内輪をポーラスな焼結体により形成し、その内部に潤滑油を含浸し、そのまわりに巻付けたコイルばねの一端を外輪に連結すると共に、一端を調整リングに連結してなるトルクリミッタにおいて、上記内輪の製造工程をを簡略化することにより製品のコストの低減を図ることである。【解決手段】 上記の内輪1の焼結密度が5.4g/cm3 〜6.4g/cm3 の低密度であり、そのポーラス部の開口がサイジングにより絞り込まれると共に、上記ポーラス部の内部に潤滑剤が含浸され、コイルばね3と内輪1との間のPV値が300kgf/cm2 ・m/min以下の使用条件とすることにより、内輪1の焼入れを不要とした。
請求項(抜粋):
内輪の外側に外輪を回転自在に設け、その両輪間に組込まれたコイルばねに前記内輪の外径面を締付ける小径コイル部を設け、そのコイルばねの両端に形成された折曲片の一方を外輪に連結し、他方の折曲片を外輪の開口端部に回転可能に圧入した調整リングに連結し、上記内輪が外輪に対し上記コイルばねの巻き方向と同じ方向に一定以上のトルクで回転したときに該コイルばねの緊縛力が減少して内輪が回転し、上記内輪が上記と反対方向に回転すると緊縛力が増大して内輪が外輪に対してロックされるようにしたトルク伝達装置において、上記内輪が金属粉末のポーラスな焼結体から成り、その焼結体の焼結密度が5.4g/cm3 〜6.4g/cm3 であり、上記焼結体のポーラス部の開口がサイジングにより絞り込まれると共に、上記ポーラス部の内部に潤滑剤が含浸され、上記コイルばねと内輪との間のPV値が300kgf/cm2 ・m/min以下の条件下で使用されることを特徴とするトルク伝達装置。
IPC (3件):
F16D 7/02 ,  B22F 3/24 ,  G01L 3/02
FI (3件):
F16D 7/02 F ,  G01L 3/02 ,  B22F 3/24 101 A
引用特許:
審査官引用 (7件)
全件表示

前のページに戻る