特許
J-GLOBAL ID:200903052659803726

NC工作機械の熱変形補正方法及び熱変形補正装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松永 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-307357
公開番号(公開出願番号):特開2006-116654
出願日: 2004年10月21日
公開日(公表日): 2006年05月11日
要約:
【課題】工作機械の熱膨張率と被加工物の熱膨張率とが著しく異なる場合でも環境温度を常温化することなく精度よく加工することができ、かつコスト的にも安価に実施し得るNC工作機械の熱変形補正方法を提供する。【解決手段】NC工作機械は、送り系のピッチ誤差を補正するピッチ誤差補正機能を有する。NC工作機械の熱変形補正方法は、室温を測定する工程S1と、ストローク長さ当たりの常温に対するNC工作機械の熱変形量と被加工物の熱変形量の差分を演算する工程S2と、この差分を基にピッチ誤差補正機能の各補正点の2次補正量を設定する工程S3と、この2次補正量をピッチ誤差補正機能の各補正点のピッチ誤差補正量にそれぞれ減算又は加算してピッチ誤差補正量を修正する工程S4とを備える。【選択図】図2
請求項(抜粋):
送り系のピッチ誤差を補正するピッチ誤差補正機能を有するNC工作機械の熱変形補正方法であって、 NC工作機械の設置場所の室温を測定する工程と、 測定した室温とNC工作機械の線膨張係数及び被加工物の線膨張係数とから送り系のストローク長さ当たりの常温に対するNC工作機械の熱変形量と被加工物の熱変形量の差分を演算する工程と、 上記ピッチ誤差補正機能の各補正点のうち、送り系の基準点でもある補正点の2次補正量を零に、基準点と反対側のストローク端の補正点の2次補正量を上記差分の値に、中間の補正点の2次補正量を上記差分のストローク長さに対する基準点から補正点までの長さの割合に応じた値にするように各補正点の2次補正量を設定する工程と、 この2次補正量を上記ピッチ誤差補正機能の各補正点のピッチ誤差補正量にそれぞれ減算又は加算してピッチ誤差補正量を修正する工程とを備えたことを特徴とするNC工作機械の熱変形補正方法。
IPC (3件):
B23Q 15/18 ,  B23Q 17/00 ,  G05B 19/404
FI (3件):
B23Q15/18 ,  B23Q17/00 A ,  G05B19/404 G
Fターム (13件):
3C001KA01 ,  3C001KA05 ,  3C001TA01 ,  3C001TB01 ,  3C001TB10 ,  3C001TC02 ,  3C001TD02 ,  3C029EE00 ,  5H269AB01 ,  5H269BB03 ,  5H269EE06 ,  5H269MM07 ,  5H269NN07
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (3件)
  • 特開平4-343642
  • NC工作機械の変位補正装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-148360   出願人:ブラザー工業株式会社
  • 特開平4-360753

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