特許
J-GLOBAL ID:200903052781764650

膨張装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 服部 毅巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-070977
公開番号(公開出願番号):特開2005-257203
出願日: 2004年03月12日
公開日(公表日): 2005年09月22日
要約:
【課題】 コンパクトな構成において前後差圧による内部の異常な圧力上昇を効果的に防止することができる膨張装置を提供する。【解決手段】 本発明にかかる膨張装置1では、弁体20に弁部22及び弁部23を設けて2段階に受圧して開弁する構成とし、その下流側の弁部23の受圧面積を大きくして大きな開弁方向の力を得られるようにした。このため、開弁時の応答性を向上させることができる。また、必要な最大弁開度になるまでの前後差圧が小さくてすむ。また逆に、開弁状態から閉弁状態に移行する際には、第2の受圧面が受ける圧力による比較的大きな開弁方向の力が作用するため、開弁動作に移行するときと閉弁動作に移行するときの前後差圧に圧力差(往復差)を設けることができる。つまり、圧力ハンチングを防止又は抑制することができ、安定した冷凍サイクルのシステムを実現することができる。【選択図】 図2
請求項(抜粋):
冷凍サイクルを循環する冷媒の流路に設けられ、上流側から導入された冷媒を絞り流路を有する内部の冷媒通路に通して減圧して下流側に導出するとともに、前後差圧が設定値以上となったときには、内部に設けた弾性体に付勢された弁体によって閉じられた前記冷媒通路とは別の流路を開放し、前記上流側から導入された冷媒の少なくとも一部を前記別の流路を介して下流側に逃がすリリーフ機構を備えた膨張装置であって、 前記弁体は、前記冷媒通路と前記別の流路との境界部において冷媒圧力を受ける第1の受圧面を有する第1の弁部と、前記別の流路に配置された前記第1の受圧面よりも大きな第2の受圧面を有し、前記第1の弁部が開弁されたときにその下流側で冷媒圧力を受ける第2の弁部とを備え、 前記第1の弁部が開弁された後に前記第2の弁部が開弁することにより、前記別の流路が開放されることを特徴とする膨張装置。
IPC (1件):
F25B41/06
FI (2件):
F25B41/06 N ,  F25B41/06 H
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 自動車用冷房装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平10-063561   出願人:カルソニック株式会社
審査官引用 (6件)
  • 特開平2-203173
  • 過冷却度制御式膨張弁
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-177576   出願人:株式会社テージーケー
  • 過冷却度制御式膨張弁
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2000-185689   出願人:株式会社テージーケー
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