特許
J-GLOBAL ID:200903053087485309

張力制御方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-061253
公開番号(公開出願番号):特開平10-250888
出願日: 1997年03月14日
公開日(公表日): 1998年09月22日
要約:
【要約】【課題】複数の駆動ロールを用いてウェブ材料を搬送する際に、張力制御ループに与える制御ゲインを状況に応じて自動的に高速かつ最適に調整できるようにする。【解決手段】張力制御を行うフィードバックコントローラ22の制御ゲインを制御ゲイン調整装置25により調整する際に、遺伝的アルゴリズムを使用する。このとき、フィードバックコントローラ22の出力を近似モデル23に与え、近似モデル23と規範となる応答を示す規範応答モデル27との応答偏差に基づいて評価値を算出し、この評価値に基づいて遺伝子操作を実行する。
請求項(抜粋):
ウェブ材料の搬送方向に沿って配置しそれぞれ電動機に連結した複数の駆動ロールを用いて前記ウェブ材料を搬送し、前記各電動機がそれぞれライン速度を基準とする速度指令に基づく速度制御ループによって制御され、相隣接する2つの前記駆動ロールにそれぞれ連結した前記電動機の一方は、前記速度制御ループをマイナループとしかつ前記相隣接する2つの前記駆動ロール間での前記ウェブ材料の張力の検出出力をフィードバック信号とする張力制御ループを有し、前記相隣接する2つの前記駆動ロール間での前記ウェブ材料の張力を制御する張力制御方法において、前記張力制御ループに対する制御ゲインを調整する際に、前記制御ゲインを記号列に変換して前記記号列を接続したものを、前記制御ゲイン及びその組み合わせを表わすコード列とし、調整対象となる前記制御ゲイン及びその調整条件を入力する第1の工程と、前記調整条件に応じて、解候補となる前記コード列の初期集団を生成する第2の工程と、前記各コード列について、前記制御ゲインへのデコードを行い、デコードされた前記制御ゲインによって得られた応答から評価値を求める第3の工程と、前記評価値に応じて前記各コード列に対して遺伝的アルゴリズムに基づく遺伝子操作を施し、子となる解候補コード列を生成する第4の工程と、収束を判定する第5の工程とを有し、前記第3の工程、前記第4の工程及び前記第5の工程を繰り返し実行することによって前記制御ゲインの最適化を行うことを特徴とする張力制御方法。
IPC (3件):
B65H 23/192 ,  G05B 13/02 ,  G05B 13/04
FI (3件):
B65H 23/192 Z ,  G05B 13/02 Z ,  G05B 13/04

前のページに戻る