特許
J-GLOBAL ID:200903053095380729

ゴム補強構造体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鍬田 充生
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-204296
公開番号(公開出願番号):特開2004-042822
出願日: 2002年07月12日
公開日(公表日): 2004年02月12日
要約:
【課題】接着剤なしに樹脂部材で補強されたゴム補強構造体を得る。【解決手段】ゴム補強構造体は、タイヤを構成する樹脂部材とゴム部材とが直接的に接合した複合部材を備えている。この複合部材は、下記の組合せで、樹脂部材と未加硫ゴム組成物とを接触させ、未加硫ゴムを加硫することにより得ることができる。(i)ラジカル発生剤を含むゴム組成物と、軌道相互作用エネルギー係数Sが0.006以上の活性原子(水素原子又は硫黄原子)を一分子中に少なくとも平均2つ有する熱可塑性樹脂を含む樹脂組成物との組合せ(ii)硫黄系加硫剤又はラジカル発生剤を含むゴム組成物と、熱可塑性樹脂および架橋性基を有する樹脂から選択された樹脂を含む樹脂組成物との組合せ(iii)硫黄加硫剤を含むスチレン-ジエン系ゴム組成物又はラジカル発生剤を含むゴム組成物と、ポリフェニレンエーテル系樹脂を含む樹脂組成物との組合せ【選択図】 なし
請求項(抜粋):
タイヤを構成し、かつ樹脂組成物で構成された少なくとも1つの樹脂部材と、前記タイヤを構成する少なくとも1つのゴム部材とが、接着剤を介することなく直接接合しているゴム補強構造体であって、前記ゴム部材がラジカル発生剤で加硫されたゴム組成物で構成され、前記樹脂部材が、下記式(1)で表される軌道相互作用エネルギー係数Sが0.006以上であり、かつ水素原子及び硫黄原子から選択された少なくとも一種の活性原子を一分子中に少なくとも平均2つ有する熱可塑性樹脂で構成されているゴム補強構造体。 S=(CHOMO,n)2/|EC-EHOMO,n|+(CLUMO,n)2/|EC-ELUMO,n| (1) (式中、EC、CHOMO,n、EHOMO,n、CLUMO,n、ELUMO,nは、いずれも半経験的分子軌道法MOPACPM3により算出された値であって、ECは加硫剤としてのラジカル発生剤のラジカルの軌道エネルギー(eV)を示し、CHOMO,nは熱可塑性樹脂の基本単位を構成する第n番目の活性原子の最高被占分子軌道(HOMO)の分子軌道係数を示し、EHOMO,nは前記HOMOの軌道エネルギー(eV)を示し、CLUMO,nは前記n番目の活性原子の最低空分子軌道(LUMO)の分子軌道係数を示し、ELUMO,nは前記LUMOの軌道エネルギー(eV)を示す)
IPC (2件):
B60C1/00 ,  C08J5/12
FI (2件):
B60C1/00 Z ,  C08J5/12
Fターム (17件):
4F071AA10 ,  4F071AA12 ,  4F071AA14 ,  4F071AA22 ,  4F071AA33 ,  4F071AA43 ,  4F071AA50 ,  4F071AA53 ,  4F071AA54 ,  4F071AA60 ,  4F071AA64 ,  4F071AA67 ,  4F071CA06 ,  4F071CA07 ,  4F071CD01 ,  4F071CD03 ,  4F071CD07
引用特許:
審査官引用 (12件)
全件表示

前のページに戻る