特許
J-GLOBAL ID:200903053174708926

細胞溶解剤を使用せずに試料からDNAを迅速に効率よく捕捉する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 石田 敬 ,  鶴田 準一 ,  福本 積 ,  西山 雅也 ,  樋口 外治
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-615405
公開番号(公開出願番号):特表2004-508002
出願日: 2000年05月01日
公開日(公表日): 2004年03月18日
要約:
サンプルを特異的弱塩基性ポリマーと混合し酸性pHにて沈殿を形成せしめることで、増幅またはその他そりに利用可能な核酸を生成することができる。非沈殿物質を除いた後、pHを塩基性にすることで核酸はポリマーから解離する。検体試料調整に関する本法は簡便且つ極めて迅速であり、解離された核酸はハイブリダイゼーションアッセイ又は増幅法でさらに処理することができる。界面活性剤、又はその他細胞溶解試薬は使用しない。弱塩基性ポリマーは酸性pHでは水溶性及び陽イオン性であるが、塩基性pHでのは荷電は中性である。
請求項(抜粋):
細胞溶解剤を使用せずに試料から核酸を得る方法であって、 A)pH7未満において、核酸を含むと思われる試料に、 (1)アミノアルキル、イミダゾリル、イソオキサゾリル、ピリジル、ピペリジル、ピペラジニル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、ピリダジニル、ピリミジル、ピラジニル、キノリニル及びキナゾリニルからなる群より選択された酸性pHにおいてプロトン化され得る基を少なくとも一つ有する水溶性で弱塩基性のエチレン系不飽和重合性モノマー15〜100質量%と、 (2)非イオン性で親水性のエチレン系不飽和重合性モノマー0〜35質量%と、 (3)非イオン性で疎水性のエチレン系不飽和重合性モノマー0〜85質量%との付加重合により誘導された反復単位を含む水溶性の弱塩基性ポリマーを、溶菌液中に存在する全核酸による該弱塩基性ポリマーの水不溶性沈殿物を形成させるのに十分な量で接触させ、 B)該水不溶性沈殿物を該試料から分離させ、そして C)該沈殿物に塩基を接触させて溶液pHを7より高くすることにより、該核酸を該弱塩基性ポリマーから解離させる という工程を含み、 前記弱塩基性ポリマーは、酸性pHにおいてプロトン化され得るアミン基を有するエチレン系不飽和重合性モノマーの一種又は二種以上の付加重合により誘導された反復単位を含む ことを特徴とする方法。
IPC (4件):
C12Q1/68 ,  C12N15/09 ,  G01N33/50 ,  G01N33/574
FI (4件):
C12Q1/68 A ,  G01N33/50 P ,  G01N33/574 A ,  C12N15/00 A
Fターム (30件):
2G045AA26 ,  2G045AA35 ,  2G045BB08 ,  2G045BB10 ,  2G045BB51 ,  2G045BB60 ,  2G045CA25 ,  2G045CB21 ,  2G045DA13 ,  2G045FA05 ,  2G045FB01 ,  2G045FB02 ,  4B024AA11 ,  4B024BA80 ,  4B024CA01 ,  4B024CA09 ,  4B024CA11 ,  4B024HA12 ,  4B063QA01 ,  4B063QQ01 ,  4B063QQ42 ,  4B063QQ52 ,  4B063QR08 ,  4B063QR42 ,  4B063QR55 ,  4B063QR62 ,  4B063QS25 ,  4B063QS34 ,  4B063QS36 ,  4B063QX02
引用特許:
審査官引用 (3件)
引用文献:
審査官引用 (1件)
  • Clinical Cancer Research, 1998, Vol.4, p.271-275

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