特許
J-GLOBAL ID:200903053281611064

非対称バブルチャンバを有するキャピラリ流体スイッチ及びそのスイッチング方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 加藤 公久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-351823
公開番号(公開出願番号):特開2000-193900
出願日: 1999年12月10日
公開日(公表日): 2000年07月14日
要約:
【要約】【課題】比較的大きな力を発生することが可能であり、迅速で安定した光スイッチンング動作が可能であるキャピラリ流体スイッチを提供すること。【解決手段】第1、第2、第3の光路340、346、342の交差位置に、抵抗器316を含む障壁領域が設けられ、それに連通してドレイン領域 が設けられる。障壁領域及びドレイン領域には流体が満たされ得るが、障壁領域325内には泡402が維持され得る。泡402が障壁領域内に位置するときは、第1の光路340から入射された光は、泡402の界面で全反射され、第3の光路342に導かれる。抵抗器316によって更なる加熱が行われた場合には、泡402はドレイン領域に移動する。障壁領域から泡402が排出された場合には、第1の光路340から入射した光は、障壁領域を通過して第3の光路342へと通過する。
請求項(抜粋):
光スイッチであって、(a)ソース領域、ゲート領域、障壁領域、及びドレイン領域を有し、前記ソース領域、前記ゲート領域、前記障壁領域、及び前記ドレイン領域がこの順序で空間的に相互接続されているキャピラリにして、該キャピラリ内の前記ソース領域、前記ゲート領域、前記障壁領域、及び前記ドレイン領域が異なるエネルギーポテンシャルを備えていることと、前記キャピラリにある流体とは異なる液体が充填されている場合に、前記異なるエネルギーポテンシャルが壁に拘束された前記流体の泡を前記キャピラリに送り込むことに関連し、前記ソース領域のエネルギーポテンシャルは前記障壁領域のエネルギーポテンシャルよりも高く、前記障壁領域のエネルギーポテンシャルは前記ゲート領域のエネルギーポテンシャルよりも高く、前記ゲート領域のエネルギーポテンシャルは前記ドレイン領域のエネルギーポテンシャルよりも高く設定されるキャピラリと、(b)前記ゲート領域と交差する第1の光路及び第2の光路であって、前記ゲート領域に前記キャピラリに整合する屈折率の液体が充填されている場合に、前記第1の光路内の光信号が前記ゲート領域を通過して前記第2の光路に達することが可能となるよう構成される第1の光路及び第2の光路と、(c)前記液体とは屈折率が異なる前記流体の前記泡を前記ゲート領域に送り込んで、前記ゲート領域の液体を変位させ、これによって前記第1の光路と前記第2の光路との間における光の伝達を阻止する泡供給器が含まれており、前記泡のエネルギーを増大すると、前記ゲート領域と前記ドレイン領域との間におけるエネルギーポテンシャル差のために、前記泡が下流に移動し、前記ゲート領域に前記ソース領域からの前記液体が再充填されて、前記第1の光路と前記第2の光路との間の光の伝達が回復することを特徴とする光スイッチ。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 光スイッチ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平10-290632   出願人:日本電信電話株式会社
  • 特開昭59-228601

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