特許
J-GLOBAL ID:200903053396485461

燃料電池冷却液の導電率管理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 政喜 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-015699
公開番号(公開出願番号):特開2002-216817
出願日: 2001年01月24日
公開日(公表日): 2002年08月02日
要約:
【要約】【課題】 燃料電池冷却水の導電率を低減するために、冷却水を導電率低減装置へバイパスさせる構成を備えた燃料電池装置において、燃料電池の性能低下やポンプ負荷の増大を起こすことのないように冷却水導電率の管理を効率よく行う。【解決手段】 循環ポンプ3により燃料電池2と熱交換器6とのあいだで冷却水を循環させる循環流路10と、この循環流路から取り出した冷却水を導電率低減装置4を通して循環流路に戻すバイパス流路11と、循環流路からバイパス流路への冷却水バイパス割合を調節するバルブ7と、冷却水の導電率を検出する導電率センサ8と、冷却水の導電率に基づいて前記バルブにより冷却水バイパス割合を制御する制御装置1と、冷却水の温度を検出する温度センサ9とを備える。冷却水の温度が基準温度以上かつ導電率が基準導電率以下のときには、前記導電率低減装置へのバイパス割合を減らすことにより、ポンプ負荷が大きい高温時には導電率低減装置への冷却水バイパスによる圧力損失を低減してポンプ負荷が過大となるのを防止する。
請求項(抜粋):
循環ポンプにより燃料電池と熱交換器とのあいだで冷却液を循環させる循環系と、この循環系から取り出した冷却液を導電率低減装置を通して循環系に戻すバイパス系と、循環系からバイパス系への冷却液バイパス割合を調節するバルブと、冷却液の導電率を検出する導電率センサと、冷却液の導電率に基づいて前記バルブにより冷却液バイパス割合を制御する制御装置とを備えた燃料電池装置において、冷却液の温度を検出する温度センサを設けると共に、前記制御装置を、冷却液の温度が基準温度以上かつ導電率が基準導電率以下のときには、前記導電率低減装置へのバイパス割合を減らすように構成した燃料電池冷却液の導電率管理装置。【請求項2】循環ポンプにより燃料電池と熱交換器とのあいだで冷却液を循環させる循環系と、この循環系から取り出した冷却液を導電率低減装置を通して循環系に戻すバイパス系と、循環系からバイパス系への冷却液バイパス割合を調節するバルブと、冷却液の導電率を検出する導電率センサと、冷却液の導電率に基づいて前記バルブにより冷却液バイパス割合を制御する制御装置とを備えた燃料電池装置において、冷却液の温度を検出する温度センサを設けると共に、前記制御装置を、冷却液の温度が基準温度以下かつ導電率が基準導電率以上のときには、前記導電率低減装置へのバイパス割合を増やすように構成した燃料電池冷却液の導電率管理装置。【請求項3】循環ポンプにより燃料電池と熱交換器とのあいだで冷却液を循環させる循環系と、この循環系から取り出した冷却液を導電率低減装置を通して循環系に戻すバイパス系と、循環系からバイパス系への冷却液バイパス割合を調節するバルブと、冷却液の導電率を検出する導電率センサと、冷却液の導電率に基づいて前記バルブにより冷却液バイパス割合を制御する制御装置とを備えた燃料電池装置において、循環ポンプの負荷を検出するポンプ負荷検出装置を設けると共に、前記制御装置を、循環ポンプの負荷が基準負荷以上かつ導電率が基準導電率以下のときには、導電率低減装置へのバイパス割合を減らすように構成した燃料電池冷却液の導電率管理装置。【請求項4】循環ポンプにより燃料電池と熱交換器とのあいだで冷却液を循環させる循環系と、この循環系から取り出した冷却液を導電率低減装置を通して循環系に戻すバイパス系と、循環系からバイパス系への冷却液バイパス割合を調節するバルブと、冷却液の導電率を検出する導電率センサと、冷却液の導電率に基づいて前記バルブにより冷却液バイパス割合を制御する制御装置とを備えた燃料電池装置において、循環ポンプの負荷を検出するポンプ負荷検出装置を設けると共に、前記制御装置を、循環ポンプの負荷が基準負荷以下かつ導電率が基準導電率以上のときには、導電率低減装置へのバイパス割合を増やすように構成した燃料電池冷却液の導電率管理装置。【請求項5】前記制御装置を、検出した導電率が予め定めた上限基準値以上であるときには、冷却液の全量を導電率低減装置にバイパスさせるように構成した請求項1から請求項4の何れかに記載の燃料電池冷却液の導電率管理装置。【請求項6】前記制御装置を、検出した導電率が燃料電池に応じて定めた許容限度値以上であるときには、燃料電池への燃料供給を停止すると共に循環ポンプの運転を停止するように構成した請求項1から請求項4の何れかに記載の燃料電池冷却液の導電率管理装置。【請求項7】請求項1から請求項4の導電率管理装置において、導電率センサとして、導電率低減装置に流入する冷却液の導電率を検出する第1の導電率センサと、導電率低減装置から流出してきた冷却液の導電率を検出する第2の導電率センサとを設けると共に、前記第1の導電率センサの出力と第2の導電率センサの出力との差が判定基準値よりも小さいときに導電率低減装置の性能低下と判定する判定装置を備えた燃料電池冷却水の導電率管理装置。
FI (4件):
H01M 8/04 N ,  H01M 8/04 H ,  H01M 8/04 T ,  H01M 8/04 Z
Fターム (4件):
5H027AA02 ,  5H027CC06 ,  5H027KK31 ,  5H027MM16
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • 特開昭59-214167
  • 特開昭60-241668
  • 燃料電池運転システム
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-008354   出願人:日産自動車株式会社
審査官引用 (3件)
  • 特開昭59-214167
  • 特開昭60-241668
  • 燃料電池運転システム
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-008354   出願人:日産自動車株式会社

前のページに戻る