特許
J-GLOBAL ID:200903054027677604

有用物質の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岸田 正行 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-036120
公開番号(公開出願番号):特開平11-228455
出願日: 1998年02月18日
公開日(公表日): 1999年08月24日
要約:
【要約】【課題】 アセトンとフェノールによりビスフェノールAの連続生産が可能な製造方法を提供する。【解決手段】 無端接続した複数の充填剤充填塔の系にフェノールを供給して一方向に流す操作と、この系にアセトンを供給する操作と、触媒反応で生成したビスフェノールAを多く含む液を系外に抜出す操作と、水を多く含む液を系外に抜出す操作と、これらの液の供給,抜出し位置を系内の液流れ方向に沿って一塔分づつ間欠的に移動させて各塔内の充填剤を見掛け上は液の流れ方向とは反対方向に移動させる擬似移動層の操作との各操作を夫々行い、ビスフェノールAを液の流れ方向に移動させ、水を見掛け上は液の流れとは反対方向に移動させて水とビスフェノールAを連続的に分離する擬似移動層式のクロマト分離法を用いてビスフェノールAを製造する。
請求項(抜粋):
内部に充填剤の層を形成した塔の複数を無端循環型に連結した系内で液を一方向に流す操作と、各塔の塔頂に液を供給するように設けた液入口のうちの一つに第一液を供給する操作と、前記液入口のうちの第一液とは異なる液入口に該第一液に対して展開剤,溶媒の作用をする第二液を供給する操作と、各塔の塔末から液を抜出すように設けられた液出口のうちの一つから目的物質を豊富に含む液を系外に抜出す操作と、前記液出口のうちの他の一つから前記目的物質以外の物質を豊富に含む液を系外に抜出す操作と、これらの液の供給,抜出しを行う液入口及び液出口の位置を前記系内の液流れ方向に沿って一塔分づつ間欠的に移動させて各塔内の充填剤を見掛け上は液の流れ方向とは反対方向に移動させる擬似移動層の操作と、の各操作を夫々行うことにより、充填剤に対して親和力の弱い物質を前記擬似移動層の操作に拘らず液の流れ方向に移動させると共に、充填剤に対して親和力の強い物質を見掛け上は液の流れ方向とは反対方向に移動させてこれらの親和力の異なる物質を連続的に分離し、これにより、前記目的物質とこの目的物質以外の物質を異なる液出口から系外に抜出すようにした擬似移動層式のクロマト分離方法であって、前記系に供給する第一液は、化学反応により有用物質を生成する二種以上の原料物質のうちの少なくとも一つとし、かつ第二液は、前記作用を有しかつ第一液の原料物質と化学反応して有用物質を生成する残りの原料物質としたことを特徴とする有用物質の製造方法。
IPC (7件):
C07B 63/00 ,  B01D 15/00 101 ,  B01J 8/04 301 ,  B01J 31/10 ,  B01J 39/06 ,  C07C 37/20 ,  C07C 39/16
FI (7件):
C07B 63/00 A ,  B01D 15/00 101 A ,  B01J 8/04 301 ,  B01J 31/10 Z ,  B01J 39/06 ,  C07C 37/20 ,  C07C 39/16

前のページに戻る