特許
J-GLOBAL ID:200903054145294280

可消色性組成物及びその製造方法及び可消色性着色剤

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 勝広 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-324345
公開番号(公開出願番号):特開2002-129071
出願日: 2000年10月24日
公開日(公表日): 2002年05月09日
要約:
【要約】【課題】 画像形成材料として発色状態が良好且つ安定な印刷・印字などに用いられた後で、加熱や有機溶剤などと接触させる消色処理によって簡単に消色され、且つ、その消色状態が安定に維持される可消色性組成物の提供。【解決手段】 少なくともマトリックス材料、顕色剤、呈色性化合物、及び消色剤からなる可消色性組成物において、可消色性組成物中では、消色剤は常に、その形状を球で近似したときの平均直径が可消色性組成物の直径を超えない大きさの微粒子乃至ミクロ相分離状態として存在し、顕色剤は発色状態では呈色性化合物と分子間相互作用して消色状態では前記消色剤微粒子表面に吸着して存在することを特徴とする可消色性組成物。
請求項(抜粋):
少なくともマトリックス材料、顕色剤、前記顕色剤との分子間相互作用により発色する呈色性化合物、及び前記顕色剤と前記呈色性化合物との分子間相互作用よりも強く、前記顕色剤と分子間相互作用する消色剤からなる可消色性組成物であって、(1)該組成物が粒子状可消色性着色剤として用いられる場合は、前記粒子状可消色性着色剤中では、前記消色剤は、常に、その形状を球で近似したときの平均直径が前記粒子状可消色性着色剤の直径を超えない大きさの微粒子乃至ミクロ相分離状態として存在し、(2)該組成物が薄膜状画像形成材として用いられる場合は、前記薄膜状画像形成材中では、前記消色剤は、常に、その形状を球で近似したときの平均直径が前記薄膜状画像形成材の膜厚を超えない大きさの微粒子乃至ミクロ相分離状態として存在し、(3)該組成物が繊維状着色剤として用いられる場合は、前記繊維状着色剤中では、前記消色剤は、常に、その形状を球で近似したときの平均直径が前記繊維状着色剤の繊維断面の直径を超えない大きさの微粒子乃至ミクロ相分離状態として存在し、上記のいずれの場合においても、発色状態においては、前記顕色剤は前記マトリックス材料中に前記呈色性化合物と分子間相互作用して存在し、消色状態においては、前記顕色剤は前記呈色性化合物と分子間相互作用せずに、微粒子乃至ミクロ相分離状態として存在する前記消色剤の表面に吸着されて前記消色剤と分子間相互作用して存在することを特徴とする可消色性組成物。
IPC (2件):
C09D 11/00 ,  G03G 9/09
FI (2件):
C09D 11/00 ,  G03G 9/08 392
Fターム (6件):
2H005AA06 ,  2H005AA27 ,  2H005AB07 ,  2H005CA21 ,  2H005CA30 ,  4J039BE02
引用特許:
審査官引用 (5件)
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