特許
J-GLOBAL ID:200903054343838016

塑性異方性の小さいFe-Cr系鋼板およびその製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 和田 憲治 ,  萩原 康司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-206453
公開番号(公開出願番号):特開2004-043940
出願日: 2002年07月16日
公開日(公表日): 2004年02月12日
要約:
【課題】極めて塑性異方性の小さいFe-Cr系鋼板を大きな製造負担増を伴わずに安定的に提供する。【解決手段】質量%で、C:0.05%以下,Si:2.0%以下,Cr:8.0〜18.0%,N:0.05%以下,Al:0.5%以下,Ti:0〜0.5%,V:0〜0.5%,Nb:0〜0.5%,B:0〜0.020%,Mo:0〜5.0%であり、Ni:5.0%以下,Mn:5.0%以下,Cu:5.0%以下のうち1種または2種以上を含有し、実質的にフェライト単相であり、隣接する結晶粒の方位差が15°以上である大角粒界が全粒界の90%以上であり、かつ結晶方位分布関数f(g)の最大値が5.0以下であるFe-Cr系鋼板。この鋼板は、最終冷間圧延後にAc1点以上からMf点以下まで冷却してマルテンサイト量を70体積%以上とした後、Ac1点未満の範囲に加熱して再結晶フェライト相を生成させる方法で製造できる。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
質量%で、C:0.05%以下,Si:2.0%以下,Cr:8.0〜18.0%,N:0.05%以下,Al:0.5%以下,Ti:0(無添加)〜0.5%,V:0(無添加)〜0.5%,Nb:0(無添加)〜0.5%,B:0(無添加)〜0.020%,Mo:0(無添加)〜5.0%であり、Ni:5.0%以下,Mn:5.0%以下,Cu:5.0%以下のうち1種または2種以上を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる化学組成を有し、実質的にフェライト単相組織を呈し、鋼板表面に平行な断面の金属組織観察において、隣接する結晶粒の方位差が15°以上である大角粒界が全粒界の90%以上であり、かつ下記(1)式により定まる結晶方位分布関数f(g)の最大値が5.0以下である塑性異方性の小さいFe-Cr系鋼板。 dV/V=f(g)・dg ......(1) ただし、Vは鋼板試料において結晶方位を測定した範囲の全結晶粒の体積、gはオイラー角で表した任意の結晶方位、dVは方位gと方位(g+dg)の間の方位をもつ結晶粒の体積である。
IPC (3件):
C22C38/00 ,  C21D9/48 ,  C22C38/58
FI (3件):
C22C38/00 302Z ,  C21D9/48 R ,  C22C38/58
Fターム (20件):
4K037EA01 ,  4K037EA02 ,  4K037EA04 ,  4K037EA05 ,  4K037EA12 ,  4K037EA13 ,  4K037EA15 ,  4K037EA16 ,  4K037EA17 ,  4K037EA18 ,  4K037EA19 ,  4K037EA27 ,  4K037EA28 ,  4K037EA31 ,  4K037EA32 ,  4K037EB07 ,  4K037FF03 ,  4K037FG01 ,  4K037FJ06 ,  4K037HA02
引用特許:
審査官引用 (1件)

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