特許
J-GLOBAL ID:200903054358917664

十分に低い吸湿性を有するグリシン-N,N-ジ酢酸誘導体からの結晶性固体の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-324913
公開番号(公開出願番号):特開平10-175929
出願日: 1997年11月26日
公開日(公表日): 1998年06月30日
要約:
【要約】【課題】 実質的に添加剤を含有しないグリシン-N,N-ジ酢酸誘導体から本質的に実際に非吸湿性で安定性の結晶性固体を提供する。【解決手段】 十分に低い吸湿性を有する結晶性固体を、RがC1〜C20-アルキル、C2〜C20-アルケニルまたは式【化1】で示される基であるようなグリシン-N,N-ジ酢酸誘導体Iから得る。
請求項(抜粋):
加工および使用にとって十分に低い吸湿性を有しかつ本質的に式I【化1】〔式中、RはC1〜C30-アルキルまたはC2〜C30-アルケニルであり、これらのアルキルまたはアルケニルは、それぞれ付加的に5個までのヒドロキシル基、ホルミル基、C1〜C4-アルコキシ基、フェノキシ基またはC1〜C4-アルコキシカルボニル基によって置換されていてもよく、かつ5個までの隣接していない酸素原子、式-(CH2)k-O-(A1O)m-(A2O)n-Y(式中、A1およびA2は、互いに独立に2〜4個の炭素原子を有する1,2-アルキレン基であり、Yは水素、C1〜C12-アルキル、フェニルまたはC1〜C4-アルコキシカルボニルであり、kは1、2、または3であり、mおよびnは互いに0〜50であり、この場合mとnの総計は、少なくとも4でなければならない)で示されるアルコキシレート基、アルキル中に1〜20個の炭素原子を有するフェニルアルキル基、窒素、酸素および硫黄の群からの3個までのヘテロ原子を有しかつ付加的にベンゾ融合されていてもよい5員または6員の不飽和または飽和複素環、この場合Rの意味を有する前記の全てのフェニル核および複素環は、3個までのC1〜C4-アルキル基、ヒドロキシル基、カルボキシル基、スルホ基またはC1〜C4-アルコキシカルボニル基によって置換されていてもよく、または式【化2】(式中、AはC1〜C12-アルキレン橋または化学結合であり、Mは適当な化学量論的量の水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウムまたは置換アンモニウムである)で示される基によって中断されていてもよい〕で示されるグリシン-N,N-ジ酢酸誘導体から構成されている結晶性固体を製造する方法において、グリシン-N,N-ジ酢酸誘導体Iを含有する出発物質の含水量を出発物質に対して10〜30重量%の値に調節し、その後に結晶化にもたらすことを特徴とする、十分に低い吸湿性を有するグリシン-N,N-ジ酢酸誘導体からの結晶性固体の製造法。
IPC (3件):
C07C229/16 ,  C07C227/42 ,  C11D 1/04
FI (3件):
C07C229/16 ,  C07C227/42 ,  C11D 1/04
引用特許:
審査官引用 (6件)
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