特許
J-GLOBAL ID:200903054680229773

インフルエンザウイルス結合性シアル化オリゴ糖含有物質およびその用途

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡邉 潤三
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-503303
公開番号(公開出願番号):特表2003-535965
出願日: 2001年06月20日
公開日(公表日): 2003年12月02日
要約:
【要約】本発明は、少なくとも1種のオリゴ糖鎖あるいはその類似体または誘導体を包含する、ヒトインフルエンザウイルスの結合に用いるための物質に関するものであり、該オリゴ糖鎖はN-アセチルノイラミン酸(NeuNAc)末端と、該NeuNAc末端にα6結合により連結した(a)および(b)からなる群より選ばれる少なくとも1種の構造体とを包含する。(a)少なくとも3個のラクトサミン残基を有する、直鎖状または分岐状のポリラクトサミン型構造体であり、該直鎖状の構造体は、シアル化されていないラクトサミン残基に1個または2個のフコース残基がα3結合により連結していてもよく、該分岐状の構造体は、該NeuNAc末端の他にも、分岐鎖の末端にα結合により連結しているNeuNAc残基を1つ以上有していてもよく、および(b)2個のラクトサミン残基および1個のラクトース残基からなる直鎖状または分岐状の構造体であり、該直鎖状の構造体は、シアル化されていないラクトサミン残基またはラクトース残基に1個または2個のフコース残基がα3結合により連結しており、該分岐状の構造体は、該NeuNAc末端の他にも、分岐鎖の末端にα結合により連結しているNeuNAc残基を1つ有していてもよい。
請求項(抜粋):
少なくとも1種のオリゴ糖鎖あるいはその類似体または誘導体を包含する、ヒトインフルエンザウイルスの結合に用いるための物質であって、該オリゴ糖鎖はN-アセチルノイラミン酸(NeuNAc)末端と、該NeuNAc末端にα6結合により連結した下記(a)および(b)からなる群より選ばれる少なくとも1種の構造体とを包含する。 (a)少なくとも3個のラクトサミン残基を有する、直鎖状または分岐状のポリラクトサミン型構造体であり、該直鎖状の構造体は、シアル化されていないラクトサミン残基に1個または2個のフコース残基がα3結合により連結していてもよく、該分岐状の構造体は、該NeuNAc末端の他にも、分岐鎖の末端にα結合により連結しているNeuNAc残基を1つ以上有していてもよく、および (b)2個のラクトサミン残基および1個のラクトース残基からなる直鎖状または分岐状の構造体であり、該直鎖状の構造体は、シアル化されていないラクトサミン残基またはラクトース残基に1個または2個のフコース残基がα3結合により連結しており、該分岐状の構造体は、該NeuNAc末端の他にも、分岐鎖の末端にα結合により連結しているNeuNAc残基を1つ有していてもよい。
IPC (7件):
C08B 37/00 ,  A61K 31/715 ,  A61K 45/00 ,  A61P 31/04 ,  A61P 31/12 ,  A61P 31/16 ,  A61P 43/00 111
FI (8件):
C08B 37/00 K ,  C08B 37/00 Q ,  A61K 45/00 ,  A61P 31/04 ,  A61P 31/12 ,  A61P 31/16 ,  A61P 43/00 111 ,  A61K 37/20
Fターム (31件):
4C084AA02 ,  4C084AA07 ,  4C084AA17 ,  4C084BA48 ,  4C084CA26 ,  4C084MA02 ,  4C084NA01 ,  4C084ZB332 ,  4C084ZC202 ,  4C090AA01 ,  4C090AA09 ,  4C090BA76 ,  4C090BB02 ,  4C090BB03 ,  4C090BB11 ,  4C090BB13 ,  4C090BB18 ,  4C090BB25 ,  4C090BB28 ,  4C090BB32 ,  4C090BB33 ,  4C090BB35 ,  4C090BB36 ,  4C090BB38 ,  4C090BB53 ,  4C090BB73 ,  4C090BB92 ,  4C090BC27 ,  4C090BD41 ,  4C090DA23 ,  4C090DA25
引用特許:
審査官引用 (1件)
引用文献:
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