特許
J-GLOBAL ID:200903054799673701

4重フィ-ルドエコ-シ-ケンスを用いて水と脂肪を定量的にMR撮影する方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-307248
公開番号(公開出願番号):特開2000-135206
出願日: 1999年10月28日
公開日(公表日): 2000年05月16日
要約:
【要約】【課題】組織のNMR画像データを用いて組織の水と脂肪の成分を定量化し、それぞれの画像を生成する。【解決手段】スキャン時間の短縮のために、4重フィールドエコーシーケンスが採用される。各シーケンスはスライス選択RF励起パルス30と、4つのリードアウト傾斜磁場パルスGreadと、4つのフィールドエコー31の収集とからなる。各フィールドエコーはリードアウト傾斜磁場パルスGreadのタイミングと極性を制御することにより発生される。各フィールドエコー間のエコー間隔Tはエコー間隔内に水信号と脂肪信号とがπラジアン(180°)の位相差がつくようにケミカルシフトに応じて決定される。1つのスキャンのシーケンス繰り返し時間TRは他のスキャンのそれの2倍とされる。
請求項(抜粋):
MRIデータを収集し、第1のラーモア周波数を有する第1の核種の成分と前記第1のラーモア周波数とは異なる第2のラーモア周波数を有する第2の核種の成分を定量化する方法において、a)撮影対象物内の原子核を磁気的に整列させるステップと、b)整列された前記核種のNMR周波数を第1の方向に沿ったスライス選択傾斜磁場により分散させるステップと、c)選択されたスライスの核種をRF送信パルスにより歳差運動させ、TR期間を開始するステップと、d)前記歳差運動する核種に第2の方向に沿った位相エンコード傾斜磁場と第3の方向に沿ったリードアウト傾斜磁場を印加し、前記核種の位相を分散させるステップ、ここで、第2、第3の方向は第1の方向に直交し、互いに直交する、と、e)前記リードアウト傾斜磁場を反転し、第1のフィールドエコーを第1の生データマトリクスで発生させ、記録するステップ、ここで、第1の核種と第2の核種は前記第1のフィールドエコーの中心でほぼ180°の位相差を有する、と、f)前記第1のフィールドエコーの後に、前記リードアウト傾斜磁場を再び反転させ、第2のフィールドエコーを第2の生データマトリクスで発生させ、記録するステップ、ここで、前記第1、第2の核種は前記第2のフィールドエコーの中心でほぼ0°の位相差を有する、と、g)前記第2のフィールドエコーの後に、前記リードアウト傾斜磁場を再び反転させ、第3の生データマトリクスの第3のフィールドエコーを発生、記録するステップ、ここで、第1の核種と第2の核種は第3のフィールドエコーの中心でほぼ180°の位相差を有する、と、h)前記第3のフィールドエコーの後に、前記リードアウト傾斜磁場を再び反転させ、第4の生データマトリクスの第4のフィールドエコーを発生、記録するステップ、ここで、第1の核種と第2の核種は第4のフィールドエコーの中心でほぼ0°の位相差を有する、と、i)前記ステップ(b)〜ステップ(h)を種々の位相エンコード傾斜磁場に関して繰り返し、前記第2の方向の生データマトリクスを完成させるステップと、j)前記生データマトリクスを処理し、前記第1、第2の核種の成分を定量化するステップと、を具備することを特徴とする定量化方法。
IPC (2件):
A61B 5/055 ,  G01R 33/48
FI (2件):
A61B 5/05 382 ,  G01N 24/08 510 Y
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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