特許
J-GLOBAL ID:200903054843800147

キャリア周波数オフセットを持つ信号の擬似ランダム雑音検出器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-203728
公開番号(公開出願番号):特開平11-088229
出願日: 1998年07月17日
公開日(公表日): 1999年03月30日
要約:
【要約】【課題】 PN信号内の周波数オフセットを短時間で検出推定する。【解決手段】 受信PN信号内のキャリア周波数オフセットの検出のために、受信信号と受信機内PN符号との相関をし、得られた逆拡散信号を固定期間にわたり積分し、二乗包絡線検波器を通す。積分は複数のサブドエルに分割され、各々FFTに入力され、複数の周波数ビンを生成する。サーチを終了するまで次のPN符号位相が順次テストされる。周波数領域内の各ビンに対して1つのフィルタを持つフィルタバンクにデータを通すことにより、収集されたサンプルの各ビンの大きさが計算され、その値をしきい値と比較する。受信キャリア周波数の計算用の周波数オフセットの推定は、一致したPN符号位相で行われたサーチの繰り返し当たりの最大の大きさに対するビンインデックスを平均化により行われ、その情報はAFC回路に与えられて正確な周波数に微細チューニングする。
請求項(抜粋):
疑似ランダム雑音符号により変調された信号内のキャリア周波数オフセットを検出する検出器であって、該検出器は、前記信号を受信し、該受信信号をディジタル信号に変換する変換器を有する受信機と、周波数マッチング手段を持つ疑似ランダム雑音符号発生器を含む、前記ディジタル信号を検出する相関手段とを備え、前記疑似ランダム雑音符号発生器は前記ディジタル信号との相互関係のための局部PN符号内の位相位置のシーケンスを発生し、該シーケンスの位相位置は前記受信信号を変調するために使用される疑似ランダム雑音に対応しており、前記検出器はさらに、前記位相位置のシーケンスから選択された位相位置と相関する前記検出信号を受信し、所定長のサンプルをそこから抽出し、該サンプルに離散的フーリエ変換を施して複数の周波数値を生成するディジタル信号プロセッサを備え、各周波数値は識別用インデックスと大きさとを有し、前記ディジタル信号プロセッサはさらに前記複数の周波数値の最大値を識別し、該最大値をしきい値と比較するものであり、前記ディジタル信号プロセッサは前記最大値とその対応する識別用インデックスとを格納するためのメモリとを含んでおり、前記最大値がしきい値を越えると、前記変調疑似ランダム雑音符号と前記選択された位相位置との間の同期が達成され、前記最大値がしきい値より小さいと、搬送波周波数のオフセットが存在し、前記疑似ランダム雑音発生器は前記シーケンスから新たな位相位置を選択し、前記ディジタル信号プロセッサは前記新たな位相位置に対応するサンプルの各周波数値の識別用インデックスと大きさとを決定し、メモリ内に前記最大値と対応する識別用インデックスとを格納し、このプロセスを同期が達成されるまで繰り返す、キャリア周波数オフセットを持つ信号の擬似ランダム雑音検出器。
引用特許:
審査官引用 (4件)
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