特許
J-GLOBAL ID:200903054858559136

アルカリ溶液の精製装置及びその方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井上 俊夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-119994
公開番号(公開出願番号):特開2002-317285
出願日: 2001年04月18日
公開日(公表日): 2002年10月31日
要約:
【要約】【課題】 不純物濃度が極めて低く、安定した濃度の高濃度アルカリ溶液を得ることができるアルカリ溶液の精製方法を提供すること。【解決手段】 電解槽2を陽イオン交換膜21により陽極室3と陰極室4とに区画する。陽極室3に原料タンク5から不純物濃度の高い32%原料NaOH溶液を供給すると共に、陽極室3からオーバーフローした陽極循環液を陽極循環タンクから65g/hの流量で循環供給し、陰極室4には精製タンク7を介して不純物濃度が10ppb以下の48%NaOH溶液を1000g/hの流量で循環供給する。陽極循環液の濃度を検出し、この検出値に基づいて原料NaOH溶液の供給量を制御しながら電気分解を行う。これにより陽極室3のNaOH溶液濃度が安定するので、陰極室4では48%以上の安定した濃度であって不純物濃度が10ppb以下の精製NaOH溶液を得ることができる。
請求項(抜粋):
陽イオン交換膜により陽極室と陰極室とに区画された電解槽において、前記陽極室に不純物濃度の高い原料アルカリ溶液を供給して電気分解を行い、前記陽極室から前記陽イオン交換膜を介して金属の陽イオンを前記陰極室に通過させ、当該陰極室においてこの金属の陽イオンと水とを反応させて、原料アルカリ溶液よりも不純物濃度が低く、濃度が高い精製アルカリ溶液を得るアルカリ溶液の精製装置において、前記陽極室に不純物濃度の高い原料アルカリ溶液を供給する供給路と、前記供給路に設けられた流量調整部と、前記陽極室から流出する不純物濃度の高いアルカリ溶液を再び陽極室に供給する循環路と、前記循環路により循環する陽極室から流出する不純物濃度の高いアルカリ溶液の濃度を検出する検出部と、前記検出部からの濃度検出値が予め定めた設定値よりも低くなると原料アルカリ溶液の供給量が大きくなるように、また前記濃度検出値が予め定めた設定値よりも高くなると原料アルカリ溶液の供給量が小さくなるように前記流量調整部を制御する制御部と、を備えたことを特徴とするアルカリ溶液の精製装置。
IPC (2件):
C25B 1/16 ,  C25B 9/00
FI (2件):
C25B 1/16 ,  C25B 9/00 Z
Fターム (6件):
4K021AA09 ,  4K021AB01 ,  4K021BB01 ,  4K021BC01 ,  4K021BC03 ,  4K021DB31
引用特許:
審査官引用 (17件)
  • アルカリ溶液の精製方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-264904   出願人:鶴見曹達株式会社
  • 特開昭59-170282
  • 特開平1-127690
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