特許
J-GLOBAL ID:200903055118146357

共鳴トンネル構造体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 西山 恵三 ,  内尾 裕一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-268865
公開番号(公開出願番号):特開2009-152547
出願日: 2008年10月17日
公開日(公表日): 2009年07月09日
要約:
【課題】 複数の基本発振周波数を発振させるための共鳴トンネル構造体の提供。【解決手段】 第1の量子井戸層104は、第2サブバンドE2を有している。第2の量子井戸層105は、第1サブバンドE1と第3サブバンドE3を有している。また、第1電気接点層106と第2の電気接点層107におけるバンド端のキャリアに対するエネルギーをEb1、Eb2とする。このとき、共鳴トンネル構造体は、無電界時には、(Eb1、Eb2)<E1<E2<E3を満たし、第1電界Va印加時には前記第3サブバンドと前記第2サブバンドとにより共鳴トンネル現象を、前記第1電界と極性の異なる第2電界Vb印加時には前記第2サブバンドと前記第1サブバンドとにより共鳴トンネル現象を生じる構造である。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
3つ以上のトンネル障壁層を有する共鳴トンネル構造層と、 キャリアを有する第1及び第2の電気接点層と、を備え、且つ、 前記第1の電気接点層、前記共鳴トンネル構造層、前記第2の電気接点層をこの順に含み構成される共鳴トンネル構造体であって、 前記共鳴トンネル構造層は、前記キャリアに対するエネルギーがそれぞれE1、E2、E3である第1サブバンド、第2サブバンド、第3サブバンドを有しており、前記共鳴トンネル構造体は、 前記第1及び第2の電気接点層におけるバンド端の前記キャリアに対するエネルギーをEb1、Eb2としたときに、 前記共鳴トンネル構造体に対して、無電界時には、 (Eb1、Eb2)<E1<E2<E3を満たし、且つ、 第1電界印加時には、前記第3サブバンドと前記第2サブバンドとにより共鳴トンネル現象が生じ、且つ、 前記第1電界と極性の異なる第2電界印加時には、前記第2サブバンドと前記第1サブバンドとにより共鳴トンネル現象が生じる構造であることを特徴とする共鳴トンネル構造体。
IPC (2件):
H01L 29/88 ,  H01L 29/06
FI (2件):
H01L29/88 S ,  H01L29/06 601W
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • テラヘルツ発振素子
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2005-313236   出願人:国立大学法人東京工業大学
  • 特公平6-30399号公報
審査官引用 (2件)
  • 特開平4-037069
  • テラヘルツ発振素子
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2005-313236   出願人:国立大学法人東京工業大学

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