特許
J-GLOBAL ID:200903055241031890

コンクリート強度の推定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 今岡 良夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-282766
公開番号(公開出願番号):特開平11-108815
出願日: 1997年09月30日
公開日(公表日): 1999年04月23日
要約:
【要約】【課題】実用性のある、信頼度の高い、そして、作業が最も簡便で、時間を要しない、アンカー引抜き試験によるコンクリートの圧縮強度推定方法を提供する。【解決手段】試験体コンクリート1に穿設した下孔2の孔底にテーパ状に拡底したアンダーカット3を形成し、その下孔2内に、先端部にテーパ頭部9を有するアンカーボルト7と先端部に複数の拡開舌片10を有するスリーブ8との嵌合から成るアンカー6を挿入して、そのスリーブ8を打込みすることにより、各拡開舌片10を上記テーパ頭部9によって拡開させると同時に、そのテーパ頭部9と上記アンダーカット3との間の隙間へ介入させ、次いで、該アンカー6を引張試験装置13により回転を与えずに引き抜きして引抜き耐力を測定し、事前に実験から求めておいた引抜き耐力-圧縮強度関係式によりその引抜き耐力から試験体コンクリート1の圧縮強度を算出する。
請求項(抜粋):
試験体コンクリート1にアンカー埋込み用の下孔2を穿孔し、該下孔には孔底にテーパ状に拡底したアンダーカット3を形成し、該アンダーカット3付き下孔2に対応させて、先端部にテーパ頭部9を有するアンカーボルト7と該アンカーボルトの中間部に打込み可能に嵌合させたスリーブ8とから成り、該スリーブの先端部にその先端方向への打込みに伴い上記テーパ頭部9に倣って拡開される複数の拡開舌片10を形成したアンカー6を設け、而して、該アンカーを上記下孔2内へと深く挿入して、そのスリーブ8を上記下孔2内に嵌挿させるとともに、そのテーパ頭部9を上記アンダーカット3内に位置させた後、そのスリーブ8を打込みすることにより、先端部の各拡開舌片10を上記テーパ頭部9によって拡開させると同時に、そのテーパ頭部9と上記アンダーカット3との間の隙間へ介入させて、当該アンカー6を上記下孔2内に不動に埋込みし、次いで、該アンカー6を引張試験装置13により回転を与えずに引き抜きして引抜き耐力を測定し、事前に実験から求めておいた引抜き耐力-圧縮強度関係式によりその引抜き耐力から試験体コンクリート1の圧縮強度を算出することを特徴とするコンクリート強度の推定方法。
IPC (2件):
G01N 3/00 ,  G01N 33/38
FI (2件):
G01N 3/00 M ,  G01N 33/38
引用特許:
審査官引用 (1件)

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