特許
J-GLOBAL ID:200903055292101575

割り出し可能なインサートルータ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 谷 義一 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-547093
公開番号(公開出願番号):特表2000-504280
出願日: 1998年04月20日
公開日(公表日): 2000年04月11日
要約:
【要約】ワークに傾斜切り込みを行う高速エンドミル(10)は、チップ刃溝面(24)にフライス加工したポケット(30)内に固定される板状の硬質金属切刃インサート28を有し、径方向内側および外側に面する切刃(34,36,38,40)を持つこのインサートに望ましい軸方向すくい角をもたらし、インサートのそれぞれは、遠心力移動に対する力を保持した2つの皿頭の小ねじ(42,43)によりそのポケットに固定され、インサートの裏面(41)に成形された盲凹部(44)内に延在するポケットの取り付け面(48)からの突起(46)によって補強される。
請求項(抜粋):
スラブ原料のワークから一体骨格構造体を製造するためにアルミニウム合金に対する高速フライス加工用ルータであって、 ほぼ円柱状の回転可能なカッタヘッドを具え、このカッタヘッドは、その自由端の中央の円錐状の凹部と、当該カッタヘッドの周囲に等間隔に配列する複数のチップ溝とを有し、これらチップ溝のそれぞれは、該カッタヘッドの切削方向に面する平坦面を有し、交換可能であって両端を逆にして割り出し可能な板状の硬質金属切刃インサートが取り付けられるポケットがフライス加工により設けられており、 前記カッタヘッドの軸方向に延在する前記インサートは、対向するすくい面と取り付け面とを有し、前記すくい面は、対向する端部切刃の一方にそれぞれ合体する細長い側面切刃を有し、端部切刃は前記カッタヘッドのほぼ径方向に延在しして切削のために供される前記インサートの端部の径方向外側部分を占め、 切削のために与えられる前記インサートのそれぞれ端縁の残りの部分は、その関連する端部切刃から前記凹部の断面にほぼ一致して前記カッタヘッドの回転軸線に向け、斜め後方に傾斜して径方向内側に面する切刃をもたらし、 逃げ面として、前記切刃から後方に傾斜する前記インサートの端面を具え、 前記インサートの前記与えられた端部と反対側の端部は、その取り付け面から立ち上がるその対応したポケットの対応する壁によって、前記隣接する斜めの切刃面の逃げ面と、与えられた側面切刃と反対の側面切刃とに沿って延在し、前記対応する壁の間の楔として前記インサートの使用していない端部を受容し、 前記インサートは、長手方向に一定の隙間を保つ2つの穴を有し、これら穴は前記側面切刃の間の中間にあり、前記インサートの両端から等距離に一定の隙間を保ち、そのすくい面と取り付け面との間で前記インサートを貫通して延在し、後者から皿穴があけられ、 前記穴に配置されてそのポケット内に前記インサートをそれぞれ固定する一対の皿頭留め具を具え、 前記インサートはまた、前記2つの貫通孔の間のその取り付け面に凹部を有し、前記ポケットの前記取り付け面から突出する突起と両方の割り出し位置で確実に係合状態にあり、 前記インサートが前記留め具によって前記ポケットに固定された場合、前記突起は前記凹部内で僅かに横の隙間を有し、 前記隙間は、前記インサートに対して径方向外側に働く力の下で前記留め具の曲がりにより、前記突起が前記凹部の前記壁に係止状態となるように選択され、これによりそのポケット内で前記インサートを保持している前記留め具を補強するルータ。
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • 特開平1-281810
  • 特開昭55-157418
  • スローアウェイ式工具
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-341941   出願人:日本特殊陶業株式会社
審査官引用 (4件)
  • 特開平1-281810
  • 特開平1-281810
  • 特開昭55-157418
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