特許

J-GLOBAL ID：200903055396887147

延性に優れる高張力溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法

発明者： 中垣内 達也 ,  小林 崇 ,  瀬戸 一洋 ,  清水 哲雄 ,  坂田 敬
出願人/特許権者： 川崎製鉄株式会社
代理人 (1件)： 小林 英一
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2000-321386
公開番号（公開出願番号）：特開2002-129241
出願日： 2000年10月20日
公開日（公表日）： 2002年05月09日
要約：

【要約】【課題】 連続溶融亜鉛めっきラインを利用して、自動車部品用素材として十分な延性を有する高張力溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法を提供する。【解決手段】 質量%で、C:0.05〜0.20%、Si:0.3 〜1.8 %、Mn:1.0 〜3.0 %を含み、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成を有する鋼板に、一次熱処理後MS 点以下の温度まで急冷する一次工程と、二次熱処理後、470 〜350 °Cの温度域まで急冷し、冷却停止温度〜350 °Cまでの温度域で10〜500sec滞留する滞留処理を施す二次工程と、溶融亜鉛めっき処理を施し急冷する三次工程を施す。これにより、焼戻マルテンサイト、3%以上の残留オーステナイトおよびフェライト、低温変態相からなる複合組織と、鋼板表面に溶融亜鉛めっき層を形成する。また溶融亜鉛めっき処理後合金化処理を施してもよい。

請求項（抜粋）：

質量%で、C:0.05〜0.20%、 Si:0.3 〜1.8 %、Mn:1.0 〜3.0 %を含み、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成を有する鋼板に、(Ac3変態点-50°C)以上の温度で、5sec 以上保持する一次熱処理を施した後、10°C/sec 以上の冷却速度でMS 点以下の温度まで冷却する一次工程と、ついで、(Ac1変態点〜Ac3変態点)の間の温度域で5〜120sec間保持する二次熱処理を施した後、5°C/sec 以上の冷却速度で、470 〜350 °Cの温度域の冷却停止温度まで冷却したのち、該冷却停止温度以下350 °C以上の温度域で10〜500sec間滞留する滞留処理を施す二次工程と、ついで溶融亜鉛めっき処理を施し前記鋼板表面に溶融亜鉛めっき皮膜を形成したのち、5°C/sec 以上の冷却速度で300 °Cまで冷却する三次工程とを順次施すことを特徴とする延性に優れる高張力溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。

IPC (7件)：

C21D 9/46 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/04 ,  C22C 38/38 ,  C23C 2/02 ,  C23C 2/06 ,  C23C 2/28

FI (7件)：

C21D 9/46 U ,  C22C 38/00 301 A ,  C22C 38/04 ,  C22C 38/38 ,  C23C 2/02 ,  C23C 2/06 ,  C23C 2/28

Fターム (20件)：

4K027AA05 ,  4K027AB02 ,  4K027AB42 ,  4K027AC12 ,  4K027AC72 ,  4K027AC73 ,  4K027AC87 ,  4K027AD25 ,  4K037EA05 ,  4K037EA06 ,  4K037EA15 ,  4K037EA16 ,  4K037EA27 ,  4K037EA28 ,  4K037EB09 ,  4K037FD03 ,  4K037FD04 ,  4K037FF02 ,  4K037FF03 ,  4K037GA05

引用特許：

出願人引用 (7件)

• 溶融亜鉛メッキ高張力熱延鋼板の製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平4-126756   出願人：住友金属工業株式会社
• 特開平4-026744
  
• 強度延性バランスに優れた高強度溶融亜鉛メッキ鋼板の製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平11-282933   出願人：川崎製鉄株式会社
• 加工性に優れた溶融亜鉛めっき高張力鋼板の製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平10-281530   出願人：川崎製鉄株式会社
• 曲げ加工性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平4-285029   出願人：株式会社神戸製鋼所
• 特開平4-297527
  
• 高張力溶融亜鉛めっき鋼板およびその製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2000-001634   出願人：川崎製鉄株式会社