特許
J-GLOBAL ID:200903055661869423

プラズマCVD法による蒸着膜

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 小野 尚純 ,  奥貫 佐知子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-045015
公開番号(公開出願番号):特開2006-233234
出願日: 2005年02月22日
公開日(公表日): 2006年09月07日
要約:
【課題】 基体に対する密着性が良好であるばかりか、水分、特にアルカリ水溶液に対する耐性にも優れたプラズマCVD法による蒸着膜を提供する。【解決手段】 有機金属化合物と酸化性ガスとを反応ガスとして用いたプラズマCVD法により基体表面に形成した蒸着膜において、前記有機金属化合物に由来する金属元素(M)、酸素(O)及び炭素(C)の3元素基準で、前記蒸着膜は、炭素濃度が5元素%以上の基体側接着層領域と、炭素濃度が5元素%未満の中間層バリアー領域と、炭素濃度が5元素%以上の表面保護層領域とに区画され、表面保護層領域の外面では、炭素(C)濃度が酸素(O)濃度及び金属元素(M)濃度よりも高く、金属元素(M)の酸化度xが1.3以下であり、且つ金属元素(M)の結合エネルギーが、前記中間層バリアー領域での金属元素結合エネルギーの平均値よりも1.0eV以上小さく、中間層バリアー領域では、金属元素(M)の酸化度xが平均して1.8より高く且つ2.4以下であることを特徴とする。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
有機金属化合物と酸化性ガスとを反応ガスとして用いたプラズマCVD法により基体表面に形成した蒸着膜において、 前記有機金属化合物に由来する金属元素(M)、酸素(O)及び炭素(C)の3元素基準で、前記蒸着膜は、炭素濃度が5元素%以上の基体側接着層領域と、炭素濃度が5元素%未満の中間層バリアー領域と、炭素濃度が5元素%以上の表面保護層領域とに区画され、 前記表面保護層領域は、炭素(C)濃度が酸素(O)濃度及び金属元素(M)濃度よりも高く、且つ該表面保護層領域の表面において、金属元素(M)の酸化度x(xは金属元素に対する酸素元素の元素比で表される)が1.3以下であり且つ金属元素(M)の結合エネルギーが、前記中間層バリアー領域での金属元素結合エネルギーの平均値よりも1.0eV以上小さく、 前記中間層バリアー領域では、金属元素(M)の酸化度xが平均して1.8より高く且つ2.4以下であることを特徴とする蒸着膜。
IPC (4件):
C23C 16/44 ,  B65D 23/02 ,  C23C 16/40 ,  C23C 16/50
FI (4件):
C23C16/44 A ,  B65D23/02 Z ,  C23C16/40 ,  C23C16/50
Fターム (19件):
3E062AA09 ,  3E062AC02 ,  3E062JA01 ,  3E062JA07 ,  3E062JB24 ,  3E062JC01 ,  3E062JD01 ,  4K030AA06 ,  4K030BA44 ,  4K030BB12 ,  4K030CA07 ,  4K030CA11 ,  4K030FA01 ,  4K030FA12 ,  4K030HA11 ,  4K030HA15 ,  4K030JA09 ,  4K030LA01 ,  4K030LA11
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (2件)

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