特許
J-GLOBAL ID:200903056002726409

音声のパラメータ情報符号化法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 正武
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-265194
公開番号(公開出願番号):特開平6-118999
出願日: 1992年10月02日
公開日(公表日): 1994年04月28日
要約:
【要約】【目的】 少ない情報量でスペクトル情報やパワーを符号化する際、符号誤りの伝播を避け、比較的短い更新周期を保ち、かつ、パラメータの時間的連続性を利用して量子化歪を小さくする。【構成】 乗算器1は、1フレーム前の過去の符号ベクトルVjに、(1-g)なる係数を乗算し、これを加算器2の一方の入力端へ供給する。符号gは加重平均の比率の定数である。また、乗算器3は、現在の再生ベクトルWkに加重平均の比率の定数gを乗算し、これを加算器2の他方の入力端へ供給する。加算器2は、それぞれの入力端へ供給されたベクトルを加算し、量子化値Ynとして歪計算器4へ供給する。該歪計算器4には、理想的な入力パラメータXnが供給されており、先の量子化値Ynと入力パラメータXnとの歪が最小となる再生ベクトルWkを選択し、上述した乗算器へ供給するとともに、その番号を伝送する。
請求項(抜粋):
音声を一定のサンプル数毎のフレームに区切り、フレーム単位でスペクトル包絡の形状やパワーのパラメータを抽出し、パラメータのセットを量子化するパラメータ情報符号化法において、符号器では、過去のベクトルすなわち過去のフレームの量子化の際に用いられた一部の出力ベクトルと、現在のベクトルすなわち符号帳の中の再生ベクトルの2つのベクトルの加重平均操作を行い、平均したベクトルと分析で求められた理想的なパラメータベクトルとの歪が最小となるような基準を用いて、符号帳の中の出力ベクトルを選択し、その番号を伝送するとともに、復号器では過去のベクトルと伝送された符号に対応する現在の再生ベクトルとを加重平均して出力することを特徴とする音声のパラメータ情報符号化法。
IPC (3件):
G10L 9/18 ,  G11B 20/12 ,  H04B 14/04

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