特許
J-GLOBAL ID:200903056339380148

アイリスフィルターの演算方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柳田 征史 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-173594
公開番号(公開出願番号):特開平8-263641
出願日: 1995年07月10日
公開日(公表日): 1996年10月11日
要約:
【要約】【課題】 画像データに基づいて腫瘤陰影の検出に使用されるアイリスフィルターの演算を高速化する。【解決手段】 アイリスフィルターの演算処理(#5)における、2回目以降の放射状の線に重なる画素のアドレスの算出を、1回目の放射状の線に重なる画素のアドレス(x,y)に、1回目の処理で求めた注目画素のアドレス(k,l)に対する2回目以降の注目画素の相対的なアドレス(+k1 、+l1 )を加算すること(#14)によって行ない、複雑な三角関数の計算処理によらず、加算処理という単純な計算処理として処理速度を高める。
請求項(抜粋):
〔1〕被写体の放射線画像を表す画像データの全画素について、該画像データに基づく各画素ごとの勾配ベクトルを算出し、〔2〕前記全画素のうち任意のアドレスの注目画素を設定し、〔3〕該注目画素を中心とする、所定の角度間隔で隣接する複数の放射状の線を前記画像上に設定し、〔4〕該各放射状の線に重なる画素ごとに該画素のアドレスを算出し、〔5〕該アドレスの算出された全画素について、該各線に対する各画素ごとの前記勾配ベクトルの角度θj に基づく、該勾配ベクトルの前記注目画素への集中度を表す指標値cos θj を算出し、〔6〕前記複数の線のすべてについて、前記線ごとに、該線上の前記注目画素から、検出しようとする腫瘤陰影の最小の大きさから最大の大きさまでにそれぞれ対応する距離にある画素までの全画素の前記指標値cos θj の平均値を算出し、〔7〕前記線ごとの前記平均値の最大値を、前記複数の線のすべてについて総和して前記注目画素についての前記勾配ベクトル群の集中度の値を算出し、〔8〕該集中度の値と予め設定された閾値とを比較し、〔9〕前記勾配ベクトル群の集中度の値が前記閾値以上であるときは、前記注目画素を中心とし、前記線ごとの前記平均値の最大値を有する画素までの範囲を腫瘤陰影として判定し、〔10〕前記注目画素のアドレスを、前記全画素に亘って順次設定して前記〔3〕から〔9〕の処理を繰り返し、前記放射線画像の中から前記腫瘤陰影を検出するアイリスフィルターの演算方法において、前記〔3〕から〔9〕までのn回目(n=1,2,...)の処理において前記〔4〕の処理で算出された、前記各線に重なる各画素のアドレスをアドレス記憶手段に記憶せしめ、前記n回目の処理において設定された注目画素に対する、前記〔10〕の処理における、n+1回目以降に設定された注目画素の相対的なアドレスを算出し、該n+1回目以降の前記〔4〕のアドレスの算出は、前記アドレス記憶手段に記憶された各画素のアドレスに前記算出された相対的なアドレスを加算することにより算出することを特徴とするアイリスフィルターの演算方法。
IPC (3件):
G06T 1/60 ,  A61B 6/00 ,  G03B 42/02
FI (3件):
G06F 15/64 450 G ,  G03B 42/02 B ,  A61B 6/00 350 D
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開平2-271483
  • 画像変換装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-166567   出願人:富士電機株式会社
  • 特開平4-242826

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