特許
J-GLOBAL ID:200903056364427469

車両用磁粉式電磁クラッチの制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 曾我 道照 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-110963
公開番号(公開出願番号):特開平9-296834
出願日: 1996年05月01日
公開日(公表日): 1997年11月18日
要約:
【要約】【課題】 車両の発進クラッチが過負荷状態で使用された場合でも、クラッチ焼損や、クラッチの特性劣化を防止する。【解決手段】 本発明の車両用磁粉式電磁クラッチの制御装置は、エンジンと駆動輪の間に介設した電磁クラッチと、エンジン回転速度検出手段と、クラッチ出力回転速度検出手段と、電磁クラッチの励磁電流制御する励磁電流制御手段と、クラッチ温度推定手段と、クラッチ温度によって目標クラッチスリップ回転速度を決定する手段と、実クラッチスリップ回転速度が目標クラッチスリップ回転速度に一致するよう励磁電流制御手段を修正する修正手段とから構成される。
請求項(抜粋):
車両のエンジンに作動的に連結された駆動側回転体と、前記車両の車輪に作動的に連結された従動側回転体と、前記駆動側回転体及び従動側回転体の間に形成される空隙に収容された磁粉と、その磁粉を磁気力により前記空隙内にて結合させる励磁コイルとを備え、前記駆動側回転体の回転力を前記励磁コイルに供給される励磁電流の大きさに応じて前記従動側回転体に伝達する車両用磁粉式電磁クラッチにおいて、前記電磁クラッチの係合に際して、該電磁クラッチの伝達力を制御する制御装置であって、前記エンジンの実際の回転速度を検出する第1回転速度検出手段と、前記従動側回転体の回転速度を検出する第2回転速度検出手段と、車速を検出する車速検出手段と、前記エンジンに要求される実際の要求負荷量を検出する要求負荷検出手段と、前記電磁クラッチの伝達する実際のトルクを推定するクラッチトルク推定手段と、予め求められた関係から、前記エンジンの実際の回転速度上昇に伴って前記励磁電流を増加させる励磁電流制御手段と、少なくとも車速と前記要求負荷量の関数としての目標スリップ量を決定する目標スリップ量決定手段と、前記目標スリップ量と前記従動側回転速度の和としての目標エンジン回転速度を決定する目標エンジン回転速度決定手段と、前記実際のエンジン回転速度が前記目標エンジン回転速度と一致するように、前記励磁電流制御手段における予め求められた関係を修正する修正手段と、前記エンジン及び電磁クラッチの運転状態を検出する運転状態検出手段と、前記運転状態検出手段の検出値に基づいて電磁クラッチの温度を推定する温度推定手段と、前記温度推定手段の推定温度の関数として許容スリップ工率を決定する許容スリップ工率決定手段と、前記許容スリップ工率決定手段の許容スリップ工率を前記クラッチトルクで除したスリップ量を上限として、前記目標スリップ量を修正をする目標スリップ制限手段と、を備えることを特徴とする車両用磁粉式電磁クラッチの制御装置。
IPC (4件):
F16D 48/06 ,  B60K 41/02 ,  F02D 29/00 ,  F02P 5/15
FI (4件):
F16D 37/02 A ,  B60K 41/02 ,  F02D 29/00 H ,  F02P 5/15 C
引用特許:
審査官引用 (8件)
  • 特開昭62-034825
  • 特開昭59-190522
  • 特開昭59-187117
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