特許
J-GLOBAL ID:200903056488164008

3-ヒドロキシテトラヒドロフランの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 安富 康男 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-007994
公開番号(公開出願番号):特開2000-355587
出願日: 2000年01月17日
公開日(公表日): 2000年12月26日
要約:
【要約】【目的】 高純度の3-ヒドロキシテトラヒドロフランを高収率で、簡便かつ工業的に有利な方法で製造する。【構成】 4-ハロ-3-ヒドロキシ酪酸エステルを、水と相溶性のない有機溶媒中で水素化ほう素化合物及び/又は水素化アルミニウム化合物を用いて還元し、反応混合物を酸及び水で処理して4-ハロ-1,3-ブタンジオールに変換するとともに、該化合物を含む水溶液を取得し、この水溶液において環化反応を行う。得られた水溶液から、水と相溶性のない有機溶媒を用いて3-ヒドロキシテトラヒドロフランを抽出した後、得られた溶液を濃縮及び/又は蒸留して3-ヒドロキシテトラヒドロフランを単離する。
請求項(抜粋):
一般式(1):【化1】(式中、Rはエステル型保護基を表す。Xはハロゲン原子を表す)で表される4-ハロ-3-ヒドロキシ酪酸エステルを還元し、得られる一般式(2):【化2】(式中、Xはハロゲン原子を表す)で表される4-ハロ-1,3-ブタンジオールを環化することによる、式(3):【化3】で表される3-ヒドロキシテトラヒドロフランの製造方法であって、第一工程:4-ハロ-3-ヒドロキシ酪酸エステル(1)を、水と相溶性のない有機溶剤中で水素化ホウ素化合物及び/又は水素化アルミニウム化合物を還元剤として用いて還元し、第二工程:得られた反応混合物を酸及び水を用いて処理して、4-ハロ-1,3-ブタンジオール(2)に変換するとともに、該化合物を含有する水溶液を取得し、第三工程:前記水溶液において、4-ハロ-1,3-ブタンジオール(2)の環化反応を行い、第四工程:得られた3-ヒドロキシテトラヒドロフラン(3)を含有する水溶液から、水と相溶性のない有機溶剤を用いて3-ヒドロキシテトラヒドロフラン(3)を抽出し、第五工程:得られた溶液を濃縮及び/又は蒸留して、3-ヒドロキシテトラヒドロフラン(3)を単離することを特徴とする、3-ヒドロキシテトラヒドロフランの製造方法。
IPC (3件):
C07D307/20 ,  C07C 29/147 ,  C07C 31/42
FI (3件):
C07D307/20 ,  C07C 29/147 ,  C07C 31/42
Fターム (18件):
4C037DA05 ,  4H006AA02 ,  4H006AC13 ,  4H006AC41 ,  4H006AC80 ,  4H006BB11 ,  4H006BB17 ,  4H006BC10 ,  4H006BC19 ,  4H006BD21 ,  4H006BE01 ,  4H006BE03 ,  4H006BE22 ,  4H006BE23 ,  4H006FE11 ,  4H006FE71 ,  4H006FE75 ,  4H006FG29
引用特許:
審査官引用 (2件)

前のページに戻る