特許
J-GLOBAL ID:200903057866491515
銀若しくは銀めっき又は銀合金若しくは銀合金めっきの変色・腐食防止用組成物
発明者:
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出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-160737
公開番号(公開出願番号):特開2003-313685
出願日: 2002年04月23日
公開日(公表日): 2003年11月06日
要約:
【要約】【課題】 銀若しくは銀めっき又は銀合金若しくは銀合金めっきの製品の変色・腐食を抑制して、変色や腐食を生じることなく洗浄が可能である、或いは処理後の変色・腐食を抑制することができる極めて効果の高い組成物を開発すること、特に錫、亜鉛、銅、インジウム、又はパラジウム等を含む銀合金に対して顕著な効果を示す変色・腐食防止剤を開発することを本願発明の研究課題とした。【解決手段】 ケト-エノール互変異性構造をとり得るα-ジケトン又はそれらの塩を含む洗浄剤で洗浄するならば、銀若しくは銀めっき又は銀合金若しくは銀合金めっき製品の洗浄時の変色や腐食が極めて効果的に抑制でき、又、ケト-エノール互変異性構造をとり得るα-ジケトン又はそれらの塩を含む溶液に浸漬することによって、その後の銀若しくは銀めっき又は銀合金若しくは銀合金めっき、特に錫、亜鉛、銅、インジウム、又はパラジウム等を含む銀合金の製品の表面の変色・腐食が極めて効果的に抑制できることを見出し、本願の課題を解決した。
請求項(抜粋):
下記の一般式(1)〜(4):一般式(1)【化1】[ここで、X1は酸素又は窒素を表す。Y1は、Xが酸素のときには存在せず、C1〜C20のアルキル基、水素の一部がハロゲン又は水酸基で置換されたC1〜C20のアルキル基、C1〜C20のアルコキシ基又は非置換若しくは置換のアリール基を表す。Y2、Y3及びY4は、水素、水酸基、C1〜C20のアルキル基、水素の一部がハロゲン又は水酸基で置換されたC1〜C20のアルキル基、C1〜C20のアルコキシ基又は非置換若しくは置換のアリール基を表し、同一又は異なっていてもよい。又、ケトンに隣り合った水酸基の水素は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニア又は有機アミンで置換されて塩となっていてもよい。]で表わされるケト-エノール互変異性構造をとり得る環状のα-ジケトン、一般式(2)【化2】[ここで、Y5、Y6及びY7は、水素、水酸基、C1〜C20のアルキル基、水素の一部がハロゲン又は水酸基で置換されたC1〜C20のアルキル基、C1〜C20のアルコキシ基又は非置換若しくは置換のアリール基を表し、同一又は異なっていてもよい。又、ケトンに隣り合った水酸基の水素は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニア又は有機アミンで置換されて塩となっていてもよい。]で表わされるケト-エノール互変異性構造をとり得る環状のα-ジケトン、一般式(3)【化3】[ここで、水酸基の水素はアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニア又は有機アミンで置換されて塩となっていてもよい。]で表わされるケト-エノール互変異性構造をとり得る環状のα-ジケトン又はそれらの塩、一般式(4)【化4】[ここで、X2は、炭素又は酸素を表す。Y8は、X2が酸素のときには存在せず、水素、C1〜C20のアルキル基、水素の一部がハロゲン又は水酸基で置換されたC1〜C20のアルキル基、C1〜C20のアルコキシ基又は非置換若しくは置換のアリール基を表す。Y9及びY10は、水素、C1〜C20のアルキル基、水素の一部がハロゲン又は水酸基で置換されたC1〜C20のアルキル基、C1〜C20のアルコキシ基又は非置換若しくは置換のアリール基を表し、同一又は異なっていてもよい。又、ケトンに隣り合った水酸基の水素は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニア又は有機アミンで置換されて塩となっていてもよい。]で表わされるケト-エノール互変異性構造をとり得る環状のα-ジケトン、で表した化合物又はそれらの塩から選ばれる1種又は2種以上を含有する銀若しくは銀めっき又は銀合金若しくは銀合金めっきの変色・腐食防止用組成物。
Fターム (5件):
4K062AA03
, 4K062BC21
, 4K062FA09
, 4K062FA20
, 4K062GA01
引用特許: