特許
J-GLOBAL ID:200903057928230560

検出コイル一体型グラジオメータ及び磁場計測装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 作田 康夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-044426
公開番号(公開出願番号):特開2002-243817
出願日: 2001年02月21日
公開日(公表日): 2002年08月28日
要約:
【要約】【課題】 薄膜で形成される検出コイル一体型グラジオメータを提供する。【解決手段】 検出コイル11Xp,11Xnは入力コイル2を介してSQUID(1X)に,検出コイル11Yp,11Ynは入力コイル2を介してSQUID(1Y)に,それぞれ磁気的に結合される。SQUID(1X,1Y)にはそれぞれ,ジョゼフソン接合5から見て2つの超電導ループが直列に接続される。入力コイル2は対応する検出コイル11Xp,11Xn,11Yp,11Ynとともに超電導閉ループをなす。一様磁場の入射に対して,SQUID(1X,1Y)のそれぞれの2つの超電導ループを流れる電流の方向が互いに逆となるように,SQUID(1X,1Y)はそれぞれ全体として8の字型の形状となるように接続され,環境雑音磁場を除去するよう構成される。1枚の基板上にx及びy方向のグラジオメータがそれらの中心が一致するように形成され,法線方向の磁場成分のx方向に関する微分とy方向に関する微分を同時に検出する。【効果】 磁場を高感度に検出できる。
請求項(抜粋):
基板に薄膜で形成され,第1のループにより閉ループが形成される第1の検出コイルと,前記基板に薄膜で形成され,第2のループにより閉ループが形成される第2の検出コイルと,前記第1,第2の検出コイルと磁気的に結合され直列又は並列に接続される第1,第2の超電導ループからなり前記基板に薄膜で形成される差動型SQUIDとを有し,前記第1の検出コイルは,前記基板の面に垂直なz方向の磁場により前記第1の検出コイルに誘起される第1の電流による磁束を前記第1の超電導ループに入力させる第1の入力コイルを前記第1のループに有し,前記第2の検出コイルは,前記z方向の磁場により前記第2の検出コイルに誘起される第2の電流による磁束を前記第2の超電導ループに入力させる第2の入力コイルを前記第2のループに有し,前記第1の検出コイルの中心と前記第2の検出コイルの中心とを結ぶ線分を前記基板の面へ垂直に投影した第1の線分と,前記第1の超電導ループの中心と前記第2の超電導ループの中心と結ぶ線分を前記基板の面へ垂直に投影した第2の線分とが重なり,前記第1の線分の中点と前記第2の線分の中点とが一致し,前記基板の面に平行であり前記z方向に垂直なx方向又はy方向に関する前記z方向の磁場の微分値を検出することを特徴とする検出コイル一体型グラジオメータ。
IPC (2件):
G01R 33/035 ZAA ,  A61B 5/05
FI (2件):
G01R 33/035 ZAA ,  A61B 5/05 A
Fターム (8件):
2G017AA01 ,  2G017AD32 ,  2G017AD33 ,  2G017BA15 ,  2G017BA18 ,  4C027AA10 ,  4C027CC00 ,  4C027EE01
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 検出コイル一体型SQUID
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-204488   出願人:株式会社日立製作所
  • 特開平4-269681
  • 特開昭62-025274
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