特許
J-GLOBAL ID:200903058035575786

バルブタイミング調整装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 服部 雅紀
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-287083
公開番号(公開出願番号):特開平7-139320
出願日: 1993年11月16日
公開日(公表日): 1995年05月30日
要約:
【要約】【目的】 油圧ピストンを所望の位置で安定的に保持できるバルブタイミング調整装置を提供する。【構成】 カム軸側部材とクランク軸側部材との位相(進角量)を変更する油圧ピストン8の位置は、進角側油圧室14または遅角側油圧室12へ供給される油量により決まる。前記両油圧室14、12への油の供給量は制御弁10により調整される。制御弁10のスプール24の一方の端部側の大径部24aが面する室26と他方の端部側の大径部24dが面する室36とは、スプール24に設けられる軸方向孔24fと径方向孔24gとにより連通されている。従って例えば開口部23dから室26に漏れ出た油は、径方向孔24g、軸方向孔24fを通り室36へ流れる。このため、室26と36は圧力は等圧となるため、スプール14の位置を精密にリニア制御でき、安定的に油圧ピストン8を所望の位置で保持でき、吸排気バルブを適正な時期に開閉できる。
請求項(抜粋):
内燃機関の吸気バルブまたは排気バルブの少なくとも一方のバルブを駆動するためのカム軸と、このカム軸の一方の端部に設けられ、内燃機関のクランク軸と同期して回転力を前記カム軸に伝達するカム軸駆動手段と、内外周に設けられる歯のうち少なくともいずれか一方がはす歯であり、クランク軸側部材とカム軸側部材との間に噛合され、前記クランク軸側部材の回転を前記カム軸側部材に伝達する筒状の歯車と、油圧によって前記歯車を軸方向移動させ、前記クランク軸側部材に対して前記カム軸側部材を進角側に相対回動させる進角側油圧室と、前記クランク軸側部材に対して前記カム軸側部材を遅角側に相対回動させる遅角側油圧室とを有する歯車駆動手段と、スリーブとこのスリーブに嵌合して軸方向に摺動可能なスプールとからなり、前記カム軸側部材を前記クランク軸側部材に対して進角側に相対回動させるとき前記進角側油圧室へ油を供給するとともに前記遅角側油圧室から油を排出し、前記カム軸側部材を前記クランク軸側部材に対して遅角側に相対回動させるとき前記遅角側油圧室へ油を供給するとともに前記進角側油圧室から油を排出し、前記カム軸側部材を前記クランク軸側部材に対して所望の位置に保持させるとき前記両油圧室に油を充満するスプール制御弁とを備え、前記スプールの両端側の端部室の少なくとも1個の端部室を専用ドレンを介して大気と連通することを特徴とするバルブタイミング調整装置。
IPC (2件):
F01L 1/34 ,  F02D 11/06
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 特公平1-059406
  • 特開平4-136405
  • 可変バルブタイミング装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-043020   出願人:トヨタ自動車株式会社
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