特許
J-GLOBAL ID:200903058209062783

無菌飲料缶詰製造設備

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡辺 丈夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-024217
公開番号(公開出願番号):特開平10-211912
出願日: 1997年01月23日
公開日(公表日): 1998年08月11日
要約:
【要約】【課題】 無菌状態の形成および維持が容易であり、したがって設備コストおよびランニングコストを低廉化して実用に供し得る無菌飲料缶詰の製造設備を提供する。【解決手段】 殺菌処理の終了した空缶を搬送する工程および無菌飲料の充填および缶蓋の巻き締めの各工程を行うクリーンエアー置換装置9、冷却装置10、飲料充填機13、缶蓋巻締機16を、空気清浄度が高レベルのクリーンチャンバーCC 内に配置し、そのクリーンチャンバーCC を、それより空気清浄度の低い中レベルのクリーンボックスCB によって囲い、さらにこれらを、空気清浄度が低レベルのクリーンルームCR 内に設置するとともに、そのクリーンルームCR内に、空缶の殺菌を行う各薬液噴霧装置3,5、殺菌処理用オーブン6、缶蓋殺菌装置17を配置した。
請求項(抜粋):
無菌雰囲気中で、無菌飲料を無菌の空缶に充填し、無菌の缶蓋で巻締め密封する無菌飲料缶詰製造設備において、未処理の空缶を1列にコンベヤー上に正置させ、一定間隔で規則的に供給する未処理空缶供給装置と、前記供給装置から供給される未処理空缶の開口端面を吸引パッドで塞ぐとともに前記未処理空缶を吸着してコンベヤーより浮上させ、搬送する間に、空缶の外周面及び缶底外面に殺菌処理用の薬液を噴霧する空缶外面の薬液噴霧装置と、前記の外面に薬液を噴霧された空缶が、前記薬液噴霧装置からスチールベルトコンベヤー上に載置され、前記スチールベルトコンベヤーで搬送される間に、前記空缶の内面に殺菌処理用の薬液を噴霧する空缶内面の薬液噴霧装置と、前記スチールベルトコンベヤーで搬送される内外両面に薬液を噴霧された空缶を、熱風によって加熱し、殺菌処理する殺菌処理用オーブンと、前記オーブンを通過した直後のオーブンの熱風で包まれている殺菌処理された空缶周辺の熱風を下方に排気させるとともに上方からクリーンエアーを供給し、前記空缶周辺をクリーンエアーで置換するクリーンエアー置換装置と、前記殺菌処理によって加熱された空缶に、無菌雰囲気中で無菌水を噴霧することにより冷却する空缶の冷却装置と、前記冷却された空缶に、予め殺菌処理されている無菌飲料を無菌雰囲気中で所定量充填する無菌飲料充填機と、未処理の缶蓋を1枚づつ間隔をあけて、缶蓋の進行方向に缶蓋面が直交するようにして搬送する間に、缶蓋の内外面に殺菌処理用の薬液を噴霧し、続いて缶蓋を加熱し殺菌処理する缶蓋の殺菌処理装置と、前記無菌飲料が充填された缶を無菌雰囲気中で、前記缶蓋の殺菌装置で処理された缶蓋で、巻締め密封する無菌缶蓋巻締機と、前記クリーンエアー置換装置と前記空缶の冷却装置と前記無菌飲料充填機と前記無菌缶蓋巻締機とを収容した空気清浄度が高レベルのクリーンチャンバーと、このクリーンチャンバーを包囲している空気清浄度が中レベルのクリーンボックスと、このクリーンボックスを包囲し、かつ前記空缶外面の薬液噴霧装置と前記空缶内面の薬液噴霧装置と前記殺菌処理用オーブンとを収容した空気清浄度が低レベルのクリーンルームとを備えていることを特徴とする無菌飲料缶詰製造装置。
引用特許:
出願人引用 (6件)
  • 特開平4-079956
  • 特開昭57-104534
  • 特開昭63-138931
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