特許
J-GLOBAL ID:200903058280459465

誘導電動機の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 篠部 正治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-223621
公開番号(公開出願番号):特開平11-069898
出願日: 1997年08月20日
公開日(公表日): 1999年03月09日
要約:
【要約】【課題】巻上機などに使用される誘導電動機の制御装置において、巻上機の利用効率を改善できる制御装置を提供する。【解決手段】誘導電動機の制御装置に加速度演算回路21と、加速トルク演算回路22と、トルク設定回路23と、荷重推定回路24と、トルク演算回路25と、速度演算回路26と、速度指令値変換回路27とを付加し、前記各制御要素で得られたトルク演算値と誘導電動機9の短時間及び連続運転トルク-回転速度特性とから、運転可能な最大速度指令値を演算し、この速度指令値に基づいて誘導電動機9を運転させる。
請求項(抜粋):
インバータで給電される誘導電動機が減速機を介してカウンタウェイトを備える巻上機を駆動するシステムであって、前記誘導電動機に指令される速度指令値(N# )に基づき、現在の速度設定値(N* )を所定の加速勾配(増加値/単位時間)または所定の減速勾配(減少値/単位時間)で該速度指令値(N# )に達する(N* =N# )まで増加または減少させる速度設定値(N* )と、該誘導電動機の速度検出値(n)との偏差を調節演算して得られるトルク指令値(τ* )と、該速度検出値(n)から演算して得られる磁束指令値(φ* )とによるベクトル演算をし、このベクトル演算値に基づき前記インバータを介して該誘導電動機を可変速制御する誘導電動機の制御装置において、前記速度検出値(n)から誘導電動機の加速度(Δn)を演算する加速度演算回路と、加速度演算回路の演算値(Δn)と予め設定した前記誘導電動機軸換算の全はずみ車効果(GD2 )とに基づいて誘導電動機と巻上機に対する加減速必要トルク(τ12)を演算する加速トルク演算回路と、前記システムの機械損最大値に対応する機械損補償トルク(τ02)を予め設定するトルク設定回路と、前記トルク指令値(τ* )と加速度演算回路の演算値(Δn)と加速トルク演算回路の演算値(τ12)とトルク設定回路の設定値(τ02)と予め設定した前記カウンタウェイトの質量(CW)と前記誘導電動機の回転速度(n)と該回転速度(n)時の巻上機の昇降速度(v)とから該巻上機が昇降させている荷重(m)を推定する荷重推定回路と、荷重推定回路の推定値(m)と前記カウンタウェイトの質量(CW)と前記回転速度(n)と前記昇降速度(v)と加速度演算回路の演算値(Δn)とから該カウンタウェイトと前記荷重(m)に対する走行トルク(τ01)と加減速必要トルク(τ11)とを演算するトルク演算回路と、加速トルク演算回路の演算値(τ12)とトルク設定回路の設定値(τ02)とトルク演算回路の演算値(τ0111)と前記誘導電動機の短時間及び連続の許容トルク-速度特性とから該誘導電動機の運転可能最大速度指令値(N0 # )を求める速度演算回路と、前記運転可能最大速度指令値(N0 # )を新たな速度指令値(N# )とする速度指令値変換回路とを備えたことを特徴とする誘導電動機の制御装置。
IPC (4件):
H02P 21/00 ,  B66D 1/46 ,  G05D 17/02 ,  H02P 7/63 302
FI (5件):
H02P 5/408 H ,  B66D 1/46 A ,  B66D 1/46 B ,  G05D 17/02 ,  H02P 7/63 302 M
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 昇降機の制御装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-006602   出願人:富士電機株式会社
  • 特開平4-133683

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