特許
J-GLOBAL ID:200903058453136403

車両用自動変速機の変速制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池田 治幸 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-160465
公開番号(公開出願番号):特開平6-346962
出願日: 1993年06月03日
公開日(公表日): 1994年12月20日
要約:
【要約】【目的】 第1のギヤ段を成立させる変速過程において第2のギヤ段に変速させる変速判断が行われても、エンジンの吹き上がりが発生しない自動変速機の変速制御装置を提供する。【構成】 ステップSS2により第2速ギヤ段を成立させる変速過程において第3速ギヤ段を成立させる変速判断が行われたことが検出された場合には、ステップSS5の実行により所定の遅延時間の待機が行われた後にステップSS6が実行されて2→3変速出力が行われる。したがって、B3アキュムレータ94内に作動油が充満させられてから、第2速ギヤ段から第3速ギヤ段へのクラッチツウクラッチ変速が実行されるので、ブレーキB3の解放圧を調圧するための油圧源であるB3アキュムレータ94内の作動油量が不足することがなく、2-3タイミング弁98による調圧期間が充分に得られ、ブレーキB3の早期の解放によりエンジン10の吹き上がりが発生する不都合が好適に解消される。
請求項(抜粋):
第1の油圧式摩擦係合装置の係合によって第1のギヤ段が成立させられ、該第1の油圧式摩擦係合装置の解放と第2の油圧式摩擦係合装置の係合とによって第2のギヤ段が成立させられる形式の車両用自動変速機において、該第1の油圧式摩擦係合装置の係合圧の立ち上がりを緩和するアキュムレータを備え、該第1のギヤ段から第2のギヤ段への変速に際しては、前記第1の油圧式摩擦係合装置および該アキュムレータの作動油を排出すると同時に該第2の油圧式摩擦係合装置へ作動油を供給しつつ、該アキュムレータ内の作動油を油圧源として該第1の油圧式摩擦係合装置の解放時の油圧を、前記第2の油圧式摩擦係合装置の係合圧の立ち上がりに応じて調圧する形式の変速制御装置であって、前記第1のギヤ段を成立させる変速過程において前記第2のギヤ段に変速させる変速判断が行われたことを検出する多重変速検出手段と、該多重変速検出手段により前記第1のギヤ段を成立させる変速過程において前記第2のギヤ段を成立させる変速判断が行われたことが検出された場合には、前記アキュムレータ内に作動油が充満されるまでの遅延時間が経過した後に、該変速判断に対応する変速出力を行う変速制御手段とを、含むことを特徴とする車両用自動変速機の変速制御装置。
IPC (3件):
F16H 61/06 ,  F16H 61/08 ,  F16H 59:68
引用特許:
審査官引用 (3件)

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