特許
J-GLOBAL ID:200903058525883225

バイオセンサの酵素電極とその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 山田 文雄 ,  山田 洋資
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-086116
公開番号(公開出願番号):特開2004-294231
出願日: 2003年03月26日
公開日(公表日): 2004年10月21日
要約:
【課題】電子メディエータ型バイオセンサの酵素電極において、電子受容体が水性試料中に溶出することがなく高感度な被検物質濃度測定を可能とする。【解決手段】作用極上の酵素固定化膜を、酵素反応層と電解移動媒体層の2つに分け、酸化還元酵素を親水性高分子媒体層中に固定化・保持して酵素反応層とする一方、電子受容体は疎水性高分子媒体内に保持して電荷移動媒体層とした。疎水性環境下にある電子受容体は水性試料中に容易に溶出することがない。このため、高感度かつ高精度な被検物質の濃度測定が可能となる。繰り返し使用を行っても測定感度が減少することがない。較正液により較正を行っても、電子受容体の溶出がないのでより正確な較正を行うことができる。複数のセンサが近接しても互いに干渉することがなくなる。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
試料液中の被検物質濃度を、被検物質を基質とする酸化還元酵素と電子受容体との酵素反応により電気化学的に測定するバイオセンサの酵素電極において: 絶縁性基板と; この基板上に設けられた電極と; 前記電極上に設けられ、疎水性高分子媒体中に分散した電子受容体を含有する多孔性電荷移動媒体層と; 前記電荷移動媒体層上に設けられ、親水性高分子媒体中に酸化還元酵素を固定化した酵素反応層とを備えることを特徴とするバイオセンサの酵素電極。
IPC (1件):
G01N27/327
FI (3件):
G01N27/30 353B ,  G01N27/30 353R ,  G01N27/30 353Z

前のページに戻る