特許
J-GLOBAL ID:200903058607460136

ディーゼル機関の燃料噴射制御装置および燃料噴射制御方法、記録媒体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-286868
公開番号(公開出願番号):特開平11-117796
出願日: 1997年10月20日
公開日(公表日): 1999年04月27日
要約:
【要約】【課題】低温状態にあるか否かが不明の場合であっても、低温始動状態に確実かつ安定的な燃焼制御を行うことが可能なディーゼル機関の燃料噴射制御を実現する。【解決手段】ディーゼルエンジンの冷却水温を検出する冷却水温センサが正常でない場合(S170,S175:NO)には、冷却水温THWの条件(S125,S145)に関係なく、エンジン回転数Neの条件(S130,S150)に応じて、燃料噴射モード設定を行う(S120,S135,S155,S160)。従って、冷却水温センサが故障してディーゼルエンジンが低温状態にあるか否かが不明の場合でも、低温クランキング状態の良好な始動性を確保し、さらにはその後のアイドル安定前の失火によるエンジン停止をも防止して、低温始動状態の確実かつ安定的な燃焼制御を行うことができる。
請求項(抜粋):
ディーゼル機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、当該運転状態検出手段にて検出された運転状態に基づいて、必要な燃料噴射量及び燃料噴射時期を含んだ燃料噴射条件を演算する燃料噴射条件演算手段と、当該燃料噴射条件演算手段にて演算された燃料噴射条件に基づいて燃料噴射を行う燃料噴射手段と、ディーゼル機関が始動状態にあるか否かを判定する始動状態判定手段と、ディーゼル機関が低温状態にあるか否かを判定する低温状態判定手段と、当該低温状態判定手段の判定結果が信用できるか否かを判定する信用判定手段と、前記始動状態判定手段にて始動状態であると判定され且つ前記低温状態判定手段にて低温状態であると判定された場合、または、前記始動状態判定手段にて始動状態であると判定され且つ前記信用判定手段にて前記低温状態判定手段の判定結果が信用できないと判定された場合には、燃料噴射を複数回に分けたスプリット噴射の実行を指示するスプリット噴射指示手段と、当該スプリット噴射指示手段にてスプリット噴射の実行が指示された場合には、前記燃料噴射条件演算手段にて演算された燃料噴射量をスプリット噴射の各燃料噴射に配分する燃料噴射量配分手段と、当該燃料噴射量配分手段にて燃料噴射量の配分がなされた場合には、前記燃料噴射条件演算手段にて演算された燃料噴時期に代えて、上死点前の設定時期とその後の設定時期とからなるスプリット噴射の各噴射時期を設定するスプリット噴射時期設定手段とを備えたことを特徴とするディーゼル機関の燃料噴射制御装置。
IPC (2件):
F02D 41/38 ,  F02D 41/40
FI (2件):
F02D 41/38 B ,  F02D 41/40 C
引用特許:
出願人引用 (8件)
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審査官引用 (1件)

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