特許
J-GLOBAL ID:200903058793961956
原子力施設の配管貫通構造
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
波多野 久 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-205880
公開番号(公開出願番号):特開平10-048380
出願日: 1996年08月05日
公開日(公表日): 1998年02月20日
要約:
【要約】【課題】工期的な不利あるいは経済的な不利を克服し、充分な放射性物質閉じ込め機能および放射線遮蔽機能をもって貫通施工することができ、施工を容易かつ確実に行うことができる原子力施設の配管貫通構造を提供する。【解決手段】原子力施設の放射性領域を区画するコンクリート製の壁体20に配管を貫通21させる。壁体20の躯体コンクリート打設時の施工により、その壁体に配管貫通用の開口部20aを形成する。壁体20の少なくとも一方の外側面には配管挿通孔を有する鋼製のシール板23を開口部を塞ぐ配置で、かつ開口部の周縁に付設された鋼製のコーナアングルに溶接によって固定する。壁体20の躯体コンクリート打設後の施工により、配管21をシール板23の配管挿入孔に挿通して溶接固着する。配管21の周囲を壁体20の開口部内に充填した流動性かつ経時固化性の放射線遮蔽材22によって密封する。
請求項(抜粋):
原子力施設の放射性領域を区画する縦壁、床、天井などのコンクリート製の壁体に配管を貫通させる配管貫通構造であって、前記壁体の配管貫通部に放射線遮蔽機能を備えるものにおいて、前記壁体の躯体コンクリート打設時の施工により、その壁体に配管貫通用の開口部が形成されるとともに、前記壁体の少なくとも一方の外側面には配管挿通孔を有する鋼製のシール板が前記開口部を塞ぐ配置で、かつ前記開口部の周縁に付設された鋼製のコーナアングルに溶接によって固定されており、一方、前記壁体の躯体コンクリート打設後の施工により、前記配管が前記シール板の配管挿入孔に挿通されて溶接固着されるとともに、その配管の周囲が前記壁体の開口部内に充填した流動性かつ経時固化性の放射線遮蔽材によって密封されていることを特徴とする原子力施設の配管貫通構造。
引用特許:
審査官引用 (4件)
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特開昭58-204394
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特開昭61-231493
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特開昭58-052597
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