特許
J-GLOBAL ID:200903058806987240

2つの異なるアニーリング温度を示すPCR時におけるアンプリコン混入の検出方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 清水 初志 ,  新見 浩一
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-517416
公開番号(公開出願番号):特表2007-537746
出願日: 2005年05月19日
公開日(公表日): 2007年12月27日
要約:
標的配列に相補的な配列エレメントを含み、かつタギング配列としての役割を果たす配列エレメントを含む、プライマーの1セットを用いるPCR反応を行うための方法。異なる温度における増幅反応を実施することにより、以前の反応の増幅産物から生じる混入(contamination)の存在を決定することができ、反応の信頼性を改善し、かつ対照反応および反応再現の必要性を軽減することができる。
請求項(抜粋):
以下の段階を含む、核酸配列を増幅するための方法: ・該核酸配列上の配列エレメントに相補的であり該核酸配列にハイブリダイズする相補的配列エレメントBを含み、かつ該核酸配列に相補的ではなく該相補的プライマー配列エレメントの上流に位置する配列エレメントAを含み、それぞれBエレメントならびにAおよびBエレメント合一のそれぞれの相補的DNA配列におけるアニーリング温度の間の差が5°Cよりも大きい、順方向プライマーを選択する段階、および ・順方向プライマーとは異なる該核酸配列上の下流の配列エレメントに逆相補的であり該核酸配列の相補鎖にハイブリダイズする相補的配列エレメントBを含み、かつ該核酸配列に相補的ではなく該相補的プライマー配列エレメントの上流に位置する配列エレメントAを含み、それぞれBエレメントならびにAおよびBエレメント合一のそれぞれの相補的DNA配列におけるアニーリング温度の間の差が5°Cよりも大きい、逆方向プライマーを選択する段階、および ・1つまたはいくつかのアニーリング段階、その後の1つまたはいくつかの重合段階を含み、順方向および逆方向プライマーは、熱安定性DNAポリメラーゼ、バッファー、デオキシリボヌクレオチド、およびポリメラーゼ連鎖反応において一般的に使用されるすべての成分の存在下で増幅されるDNAと接触させ、アニーリング段階のアニーリング温度は、AおよびB配列がその相補的DNA配列にアニールしかつ安定二重らせん構造を形成すると思われるがB配列エレメント単独ではその相補的配列にアニールせずかつ安定二重らせん構造を形成しないと思われるアニーリング温度で選択される、混入(contamination)検出反応を実施する段階、および ・1つまたはいくつかのアニーリング段階、その後の1つまたはいくつかの重合段階を含み、順方向および逆方向プライマーは、熱安定性DNAポリメラーゼ、バッファー、デオキシヌクレオチド、およびポリメラーゼ連鎖反応において一般的に使用されるすべての成分の存在下で増幅されるDNAと接触させ、アニーリング段階のアニーリング温度は、B配列エレメント単独がその相補的配列にアニールしかつ安定二重らせん構造を形成すると思われるアニーリング温度で選択される、標的増幅反応を実施する段階、および ・混入検出反応の後の増幅産物の非存在または存在それぞれによって、同様のプライマーを用いての以前のポリメラーゼ連鎖増幅反応に由来するアンプリコンによる混入の非存在または存在を決定する段階。
IPC (3件):
C12N 15/09 ,  C12Q 1/68 ,  C12M 1/00
FI (3件):
C12N15/00 A ,  C12Q1/68 A ,  C12M1/00 A
Fターム (19件):
4B024AA11 ,  4B024AA19 ,  4B024AA20 ,  4B024CA01 ,  4B024HA14 ,  4B029AA07 ,  4B029AA23 ,  4B029BB20 ,  4B029FA15 ,  4B063QA01 ,  4B063QA18 ,  4B063QQ42 ,  4B063QR08 ,  4B063QR32 ,  4B063QR56 ,  4B063QR62 ,  4B063QS25 ,  4B063QS34 ,  4B063QX02
引用特許:
出願人引用 (5件)
  • 欧州特許第0401037号
  • 米国特許第5,650,302号
  • 米国特許第6,207,372号
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審査官引用 (2件)
引用文献:
審査官引用 (1件)
  • PCR Methods Appl., vol. 3, pages 77-81 (1993)

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